あらすじ

昔むかし、地上には昼と夜があった。だが、南側を高い山脈に仕切られたヴェラン村にだけは、決して夜がこない。一日中太陽が出ている村、ヴェランにやって来た猫のミックたち。この村にはお金がなく、太陽と適度な雨により、自然に生った木の実だけで人々は充分に食べていけるという。そんな村で、ヤズ、クシュ姉弟と知り合うが、その晩クシュが伝染病を発症してしまい…!?
猫~ミック~ 1巻

昔むかし、人間と動物が共に生きる世界があった――旅の猫・ミックとリスのちょろ丸は、ある時立ち寄った街で、盗みを働き警察に追われていた少年・ペニーと出会う。彼は、大人に裏切られて捨てられた子供たちの集団、COINSの一員だったが、仲間に裏切られて窮地に陥ってしまい…間一髪、ミックの助けが入るものの、自分の居場所を失ってしまう。ペニーは自分のいるべき本当の場所を探すため、猫のミック、リスのちょろ丸と共に、旅に出ることを決意する!!

猫~ミック~ 2巻

昔むかし、宇宙には巨大な白鯨が住んでいたが、ノルドの街の人たちは、白鯨よりも自分たち人間の方が優れていると考え、白鯨の住む宇宙より高く昇るための塔を築いた。しかし白鯨の怒りに触れ、街も塔も一瞬のうちに滅ぼされてしまった…。そのノルドの街にやって来た猫のミック、リスのちょろ丸、人間の少年ペニー。彼等は、街に着いたのも束の間、さっそく厄介ごとに巻き込まれてしまい…。

猫~ミック~ 3巻

昔むかし、地上には昼と夜があった。だが、南側を高い山脈に仕切られたヴェラン村にだけは、決して夜がこない。一日中太陽が出ている村、ヴェランにやって来た猫のミックたち。この村にはお金がなく、太陽と適度な雨により、自然に生った木の実だけで人々は充分に食べていけるという。そんな村で、ヤズ、クシュ姉弟と知り合うが、その晩クシュが伝染病を発症してしまい…!?

猫~ミック~ 4巻

生気のない人々が行き交う街にやって来た猫のミックたちだが、その街は、街の外れに築かれた奇妙な城の主によって、恐怖に晒されていた。そんな話を聞いたのも束の間、突如、巨大な三つ目の猫が現れると、親切にしてくれたラプレを連れ去ってしまう。彼女を追って城へと辿り着いたミックたちだったが、そこでミックまでもが捕らわれてしまう。残されたペニーとちょろ丸は、なんとか二人を助け出そうとするが…。そして、ついにペニーは家族と再会を…!?猫のミック、リスのちょろ丸、そしてペニー…彼等の旅も、いよいよ終わりを迎える感動の完結巻!