奥羽山脈上空で、自衛隊機が行方不明になる事件が相次いで起こっていた。行方不明になった大田原(おおたはら)一佐の家を訪れた本郷猛(ほんごう・たけし)と滝和也(たき・かずや)は、事件の裏にショッカーが絡んでいると推測し、セスナ機を囮にした調査を開始する。が、2人だけだと思っていた機内には、なんと大田原一佐の息子・信吾(しんご)が搭乗していた。信吾の父への想いを汲んだ本郷は同乗を許すが、突如、怪しい雲に覆われてしまい……!?「カミキリキッド・恐怖の空の巻」のほか、いつまでたっても仮面ライダーの始末ができない地獄大使に業を煮やしたショッカー首領による、旧ショッカーの粛清が描かれる「ゴースト・ショッカー登場の巻」など4編を収録。すがやみつるの筆が冴える第2弾!!
謎の密室殺人事件が10日連続で発生!まったくない手がかりに困惑する滝和也(たき・かずや)だったが、本郷猛(ほんごう・たけし)はゲルショッカーの仕業だと断言する。そんな時、車にひかれそうになった盲目の少女・ミユキを助けた本郷は、彼女の兄・ケンが10日前からいなくなっていると知り、事件との関連性を考える。妹の目を治そうとしたケンは、ゲルショッカーの首領・ブラック将軍に利用され、怪人ネコヤモリとなって事件を起こしていたのだ。部屋に戻った本郷は、黒猫の絵から飛び出した怪人ネコヤモリに襲われるが……!?兄妹の家族愛を描いた「怪人ネコヤモリのろいの黒ネコの巻」のほか、ゲル・ショッカー首領の驚愕のメッセージが遺される「ゲル・ショッカー最後の日……の巻」など4編を収録。すがやみつる版『仮面ライダー』完結編。