あらすじ

「奇術師」明石監督からストッパーを命じられた啓助。だがフェニックスには、すでに不動のストッパー・稲垣仁がいる。プライドを傷つけられた稲垣が快く思うはずもなく、そのためチーム内には異様な雰囲気が漂いはじめる。そんな中、当の啓助は、報道陣をシャットアウトした別メニューでの練習を続けていたが…!?
鳳(おおとり)ボンバー 1巻

鳳啓助はシニアリーグの世界大会でMVPを受賞した、超中学級天才投手。いろいろな高校からスカウトが来ている逸材だが、現在通っている一誠学園の高等部に進むことを決めていた。ところがドラフト会議で、啓助の父・欽助が所属するテイオーフェニックスが、なんと啓助を1位指名する。プロ野球界を代表する強打者の欽助は、息子と一緒にプレイできると大喜び。だが教育熱心な母・百合子は大反対だ。果たして啓助の選ぶ道は…!?

鳳(おおとり)ボンバー 2巻

「奇術師」明石監督からストッパーを命じられた啓助。だがフェニックスには、すでに不動のストッパー・稲垣仁がいる。プライドを傷つけられた稲垣が快く思うはずもなく、そのためチーム内には異様な雰囲気が漂いはじめる。そんな中、当の啓助は、報道陣をシャットアウトした別メニューでの練習を続けていたが…!?

鳳(おおとり)ボンバー(3)

フェニックスの紅白戦は、稲垣と啓助のストッパー勝負へ!無安打に抑えた稲垣に続き、9回裏、いよいよ啓助がマウンドに立つ。だが啓助はストライクが全く入らず三者連続フォアボールで、いきなり無死満塁。だがこれは、絶体絶命のピンチにわざと自分を追い込むという啓助の作戦だった。そして迎えるバッターは、4番のハイド。啓助はこのピンチを抑えることができるのか…!?

鳳(おおとり)ボンバー(4)

開幕1軍入りを目指し、浜田と共に2軍で奮闘中の啓助。だが厳しいながらも楽しかった1軍に比べ、どうにもギスギスした2軍の雰囲気になじめない。そんな啓助の前に現れたのが、9年目を迎えるベテラン三塁手・中島だ。大学では三冠王を取り、欽助の後継者として鳴り物入りでフェニックスに入団したが、当の欽助がいまだに絶好調なので、中島は今も2軍でくすぶっているのだった…。

鳳(おおとり)ボンバー(5)

オープン戦を締めくくる「オオナミ杯」決勝の試合開始を前に、播帳は高濃度酸素カプセルを使ったケガの治療に専念していた。その傍らには、ケガの原因となった綾弥が…。一方ブルペンでの調整を終えた後、球場内で迷子になっていた啓助がそこにハチあわせ。小さい頃は結婚の約束までした啓助に向かって、綾弥は播帳のことを自分の婚約者だと告げる…。