あらすじ

バルセロナオリンピックのマラソンスタート前、総監督の船山(ふなやま)に呼ばれた一等賞(いっとう・しょう)は、勝(まさる)と中田(なかだ)を入賞させるために全体のペースを乱すラビットとして最初から飛ばすように言われる。そしてスタートと同時に全力疾走で飛ばした賞は、11キロ地点でクタクタになってペースダウンを……!?オリンピックで賞はメダルを獲得できるのか?賞の激走に感動が駆けぬける完結巻。
めざせ1等賞 1巻

小柄で短足、ランナーとしては不向きな体型の少年・一等賞(いっとう・しょう)が、ひたむきに努力を重ねてトップランナーを目指していく熱血マラソンコミック。夏の北海道、広大な十勝平原で“陸上部のドンガメくん”とからかわれながらも懸命に走り続ける高校1年生・一等賞。その時、同じ道で練習していた日本マラソン界の次期エース・中田(なかだ)と彼のコーチである内村(うちむら)と出会った賞は……!?

めざせ1等賞 2巻

鬼コーチ・内村(うちむら)の門下生となり、北海道から旅立っていった荒木勝(あらき・まさる)とナミ兄妹を涙ながらに見送った一等賞(いっとう・しょう)。そして父の死後、高校を辞めて工場で働いていた賞は、ナミ達の手紙に刺激されて速く走るためのトレーニングに励む。その1年後、十勝ハーフマラソンでナミ達と再会するのを心待ちにしていた賞だったが、出場する内村の門下生の中に勝とナミの姿が見当たらず……!?

めざせ1等賞 3巻

十勝ハーフマラソンの激走が認められた一等賞(いっとう・しょう)は、内村(うちむら)の門下生となって荒木ナミ(あらき・なみ)とともに上京する。そしてボロボロの一軒家で下宿する事になった賞は、先輩門下生の冷たい態度にもめげずに笑顔で明るく日々を過ごしていく。そんなある日、北海道に残った賞の母が血を吐いて倒れてしまい……!?

めざせ1等賞 4巻

倒れた母が心配で北海道に帰ろうとした一等賞(いっとう・しょう)は、先輩・中田(なかだ)に諭され、母のためにメジャーになって足で稼ごうと決意する。その後、スポンサーが見守る中で門下生と練習していた賞は、いい所を見せてスポンサーに認めてもらおうとするが、ムキになって転倒してしまう。そしてニコちゃん堂の橋間(はしま)から、二日後の最終選考のフルマラソンで代表に選ばれたらスカウトすると言われた賞は……!?

めざせ1等賞 5巻

最終選考のフルマラソンで3位争いに激しいデッドヒートを繰り広げる一等賞(いっとう・しょう)と谷口(たにぐち)。フルマラソンの苦しさに頭の中が真っ白になっても走り続けて底力を見せる賞は、ついに谷口をを抜いて前に出るのだが、ゴール直前で谷口のヒジが顔に当たってバランスを崩して追い抜かれてしまう。それでも諦めない賞は、頭を前に出して重い頭を利用したアンバランス走法をして……!?

めざせ1等賞 6巻

悪名高い福○産業と契約してしまった荒木勝(あらき・まさる)とナミ兄妹を助けようとした一等賞(いっとう・しょう)。しかし賞よりも実力がある所を見せようとした勝は、賞だけでなくトップアスリートの五十嵐(いがらし)達も誘って「一周抜きラン」での勝負に挑む。そして凄いスピードで駆ける勝に追いつかれそうな賞は、かろうじて逃げ切ってトップアスリートの一団に迫っていき……!?

めざせ1等賞 7巻

大東京マラソンに向けて、重いリョックを背負って胸につけたベルを膝で鳴らして走ったり、ギターの練習をしたりとコーチ・内村(うちむら)による一風変わった特訓に励む一等賞(いっとう・しょう)。その後、いい走りを見せるようになった賞だったが、自分の体が悲鳴を上げているのに気づく。そしてフルマラソンの最終走行で散々な成績だった賞は、ついに倒れてしまい……!?

めざせ1等賞 8巻

倒れて入院していた一等賞(いっとう・しょう)は、体が回復していないのに大東京マラソンのスタートラインに立つ。そのスタート時、パニック状態に陥った賞は、転倒してしまって最後方から走り始める。そして荒木勝(あらき・まさる)が凄いスピードでトップを駆ける一方、賞もまた無謀すぎるハイペースで走って、どんどん選手を追い抜いていくのだが……!?

めざせ1等賞 9巻

大東京マラソンで最高の走りを見せる一等賞(いっとう・しょう)は、トップを走る荒木勝(あらき・まさる)と五十嵐(いがらし)に追いつく。しかしその後、試練坂に直面した賞は、スピードが落ちていき後続集団に追い抜かれてしまう。そしてその健闘ぶりに感動した人々から拍手を送られる賞だったが、、自分はまだやれると最後の力を振りしぼり、驚異的なスピードアップで追い上げていき……!?

めざせ1等賞 10巻

大東京マラソンのゴール直前で力尽きて倒れた一等賞(いっとう・しょう)は、病院に運ばれて眠り続ける。そんな賞をそばで見守る母親は、医師から無理をしすぎた賞の筋肉はズタズタであり、今後は歩くのがやっとの状態だろうと告知される。そして長い闘病生活を乗り越えて退院した賞は、門下生達に歓迎されて内村家へ帰ってくるのだが、ぎこちなく歩く賞の姿に誰もがショックを受けて……!?

めざせ1等賞 11巻

内村家から追い出され、ニコちゃん堂の契約も解除されて孤立無援の一等賞(いっとう・しょう)は、いろいろなレースに出走する事で経験を積んで実力を伸ばそうとする。その後、速く走るために自分の走り方を独学で追求した賞は、円を描くように手足を動かす練習を始める。そしてひたむきに練習を続ける賞は、看護師を目指す荒木ナミ(あらき・なみ)からの手紙に元気づけられて……!?

めざせ1等賞 12巻

静岡マラソンで自己最高タイムを出し、2位という好成績をおさめた一等賞(いっとう・しょう)は、コーチの内村(うちむら)へ教えを請うのだが、冷たく突き放されて落ち込んでしまう。そして東京へ戻った賞は、橋間(はしま)からニコちゃん堂へ戻ってほしいとお願いされるが、博多マラソンの結果が出るまで待ってほしいと返事する。同じ頃、荒木ナミ(あらき・なみ)の学校に訪れた五十嵐(いがらし)は、ナミへ愛の告白を……!?

めざせ1等賞 13巻

バルセロナオリンピックの日本代表を決める博多マラソンで一番後ろからスタートした一等賞(いっとう・しょう)は、前を走るアメリカの選手・ジョン・ペリーについていき、トップを走る五十嵐(いがらし)、勝(まさる)、中田(なかだ)に肉迫する。その時、一気にトップに出たジョン・ペリーに五十嵐ら3人も食いつくが、彼らについていけない賞は遅れ出してしまう。そして急に降り出した雪にチャンスを見出した賞は……!?

めざせ1等賞 14巻

白熱する博多マラソンの残り3キロ地点でスパートをかけた五十嵐(いがらし)、ジョン・ペリー、勝(まさる)、中田(なかだ)のトップグループは、世界記録を上回るハイスピードで駆け抜けていく。一方、両手ブラリ走法で完全復活を果たした一等賞(いっとう・しょう)は、トップグループに迫る勢いで追い上げていく。そしてデッドヒートする5人だったが、ゴール直前で異変が……!?

めざせ1等賞 15巻

膝の故障で出場辞退した五十嵐(いがらし)に代わって、バルセロナオリンピック日本代表となった一等賞(いっとう・しょう)。しかしそのプレッシャーに苦悩する賞は、病院の屋上で星を見ながら五十嵐と語り合い、彼の言葉に元気づけられてオリンピックで走る決意をする。そしてトレーニングに精を出す賞だったが、タイムがなかなか伸びない事に動揺して……!?

めざせ1等賞 16巻

バルセロナオリンピックのマラソンスタート前、総監督の船山(ふなやま)に呼ばれた一等賞(いっとう・しょう)は、勝(まさる)と中田(なかだ)を入賞させるために全体のペースを乱すラビットとして最初から飛ばすように言われる。そしてスタートと同時に全力疾走で飛ばした賞は、11キロ地点でクタクタになってペースダウンを……!?オリンピックで賞はメダルを獲得できるのか?賞の激走に感動が駆けぬける完結巻。