あらすじ今は亡き祖母の「一度海を見たかった」という願いを胸に、新人航海士となった鳥越領市は時光丸というタンカーに乗ることになる。だが時光丸の船上では甲板部と機関部が船上での優越権をかけて争っていた。決着の方法は船長申しつけの「甲板野球」。元高校球児の領市はそんな状況に反感を覚えるが、いやおうなしに巻き込まれてゆく。おりしも目的地のペルシャ湾では湾岸戦争が始まろうとしていた。続きを読む