あらすじワダチこと山本轍(やまもと・わだち)は、佐渡酒造(さど・さかぞう)による一億の日本人を新惑星へ移住させるカミヨ計画に巻き込まれて宇宙へ旅立つ。そして宇宙船に乗っていたワダチは、地球に残った人類を全滅させるために地球を破壊しようとする佐渡の復讐計画を知らされる。しかしカミヨ計画推進委員会によって地球破壊を阻止されてしまった佐渡は……!?新天地“大地球”でのワダチの活躍に目が離せない完結巻。
松本零士のマンガは色々読んでるけど個人的にはトップクラスに好きな作品なのがこの「ワダチ」 最初は他の四畳半シリーズと同じように"大下宿荘"の四畳半でトリさんやネコともにワダチが暮らしている。初期の話によっては無茶苦茶暗くこれからどうなるんだ思う内容だが途中で出会う佐渡酒造によってその後の人生が変わっていく。 途中から「カミヨ計画」などのハードな内容になっていくがやはり松本零士のマンガに主人公らしく「約束は守る」「卑怯な真似はしない」「借りは作らない」という生き方なのでいい。ただ全編通して暗い... 前時代的な話も多く令和ではわかりにくい話かもしれないがこういう精神は持ち続けていたい