あらすじ貧乏で冴えない浪人生・ワダチこと山本轍(やまもと・わだち)が、むりやり移住させられた新惑星“大地球”でたくましく生きていく姿を描いたSFファンタジー。屋台を引いてアルバイトしていたワダチは、車に轢かれて負傷し、そのうえ部屋に隠していた全財産も盗まれてしまう。そして一文無しになったワダチが、再び金を稼ごうと働いていたおでん屋台に、美術大学研究所の教授・佐渡酒造(さど・さかぞう)がやってきて……!?
松本零士のマンガは色々読んでるけど個人的にはトップクラスに好きな作品なのがこの「ワダチ」 最初は他の四畳半シリーズと同じように"大下宿荘"の四畳半でトリさんやネコともにワダチが暮らしている。初期の話によっては無茶苦茶暗くこれからどうなるんだ思う内容だが途中で出会う佐渡酒造によってその後の人生が変わっていく。 途中から「カミヨ計画」などのハードな内容になっていくがやはり松本零士のマンガに主人公らしく「約束は守る」「卑怯な真似はしない」「借りは作らない」という生き方なのでいい。ただ全編通して暗い... 前時代的な話も多く令和ではわかりにくい話かもしれないがこういう精神は持ち続けていたい