「俺の言う好きって、セックスしたいとかそういうのだってこと」　妖狐である灯牙(トウガ)は、とある理由から神様に妖力を取り上げられてしまい、力が戻るまで神社で善行を積むようにいわれる。そこで、神社に捨てられていた子を尊(ミコト)と名付け、自分が妖狐であることを隠し息子として育てることに。灯牙なりに愛情を注いで育ててきたが、どうやら尊の「好き」は灯牙の「好き」とは違っているようで……？　早く独り立ちさせて、自由の身に戻りたいと思っていたのに、立派な青年に育った尊は相変わらず灯牙にベタベタ。可愛い息子として接してきた尊の真剣な表情に、灯牙も意識し始めてしまい――。一途すぎる美形息子×ワケあり妖狐(親代わり)の、「人間と妖怪」そして「親子」の垣根を超えたセンチメンタル・ラブストーリー。■収録内容　・「夜あけて黎明」1～7話　・単行本版限定描き下ろし12P漫画