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的場恵美、高校２年生。多摩小金井『月姫（アルテミス）』初代特攻隊長。通称「狂犬メグ」。昼は旧華族のお嬢様、夜はレディース、天使と悪魔の顔を持つ女神…。杵島鷹（きしまよう）率いる武蔵野黒叉悪隊から、下につくように言われた『月姫』だったが、恵美は杵島を平手打ちして一蹴。杵島は力ずくで『月姫』をモノにしようと、月姫メンバーのしのぶに強姦未遂。そして、珠紀もが拉致されてしまい、怒りに燃えた恵美は…!?
回り始めた多摩の暴走系譜、大きなうねりが『月姫』を、そして的場恵美を飲み込もうとしていた…。凶悪チームである町田『元帥』から狙われた『月姫』拉致された珠紀と祝子を助けるために、狂犬メグとなった恵美は『元帥』レディースを相手に、十人抜きをやらされる。必ず助ける!!一撃、一撃に命を賭ける、凄まじい気迫を持って戦う恵美は、果たしてふたりを救うことができるのか…!?
『月姫』初代総長、宗方流音（むなかたるね）は、昔は一匹狼であり、『月姫』初代メンバーである笹目満希（ささめまき）とは敵対する関係であった。ふたりの和解と『月姫』結成には、心臓病の少女・早苗の存在が深く関わっていた…。流音を月の女神様である「ディアナ」と名付けて慕っていた早苗の死によって、夜な夜な喧嘩を売り歩くようになった流音。そして小金井Ｎ中に転校することになった流音を、女子総頭格である満希が狙っていた…!!
的場恵美は、「お嬢様サイド」の親友・松本妙美とは、心を許しあえる仲だと思っていたが、妙美はある目的のために恵美に近づいていた。そして、恵美が「狂犬メグ」になっている写真をネタに、『月姫』のメンバーになることに成功する妙美。復讐に燃える妙美の目的とは!?桃生河鳶生（ものうがとびお）、堂門正継（どうもんただつぐ）、結城将司（ゆうきしょうじ）が結成したチーム『紅威（くれない）』の過去が明らかに!!
多摩の男たちの間に伝わるペンダント「最強の男の証（レジェンドＥ）」をめぐる復讐劇に巻き込まれた『月姫』メンバーたち。的場恵美はその抗争の中で桃生河鳶生への気持ちに気付く。しかし、桃生河には一般人の彼女が!!止められない思いに苦しむ恵美に見かねて、恵美に惚れてる杵島が桃生河へ特攻をかける。一方、町田『元帥』は怪しい動きを…!?桃生河VS杵島、ついに決着!!
吉祥寺のビリヤード場で偶然出くわした、黒叉悪隊（ブラックシャーク）総長・杵島鷹、トマホーク総長・堂門正継、麗牙死（レガシー）の特攻隊長・結城将司、そして元紅連會総會長・桃生河鳶生。そんな４人が全プライドを賭けてビリヤード対決!!もちろん負けた者には超ハードな罰ゲーム付き。そして、桃生河が意外な姿になるのだが……!?
初代たちを見送った卒業パレードを経て、的場恵美は『月姫』二代目総長に就任。恵美の新しい青春の幕が開こうとしていた。しかし、南雲（なぐも）の彼女・真殿未来（まどのみく）が恵美に気になる言葉を残す。「＜ベラドンナ＞＜ルシファー＞。この言葉が入ることがあったら、ためらわずアタシに連絡をくれ」。未来の言葉どおり、恵美は「ルシファー」を名乗る男の陰謀に巻き込まれようとしていた…。
的場恵美たちの前に現れた新たな敵『ルシファー』。それは番匠屋鬱金（ばんしょうやうこん）率いるギャング団で、麻薬を製造して若者たちを蝕み、財力を背景に恵美の令嬢としての立場まで奪ってしまう。番匠屋に対抗するため、恵美、杵島鷹、桃生河鳶生は最強の三位一体『多摩暴走同盟』を結成し、敵の本拠地に向かう。そして、『月姫』メンバーの頭脳派、甘利捺紀は、渋谷摩利乃とともに別行動を起こし…!?
