あらすじ

立ち寄った新潟で、香介は落ちぶれたかつてのライバル・綾小路氷吾(あやのこうじ・ひょうご)に出会う。彼を完膚無きままに打ちのめしたのは、越後の虎・田中角行(たなか・かくぎょう)。剛腕な将棋を指す田中角行に敗北を喫した香介は、多額の借金を背負うハメになる。身動きが取れず、万事窮した彼を助けたのは、師匠と恋人の雛菊だった……。“大きな将棋を指せ”という師匠の教えを胸に、越後の虎に再戦を申し入れる!※毎日コミュニケーションズ刊行のコミックス第3巻を分冊しております。
開化将棋異聞 ヤンケの香介(1)
今は遠き明治の世、“真剣師”と呼ばれる将棋に命を賭ける男たちがいた――。小柄な体格のため、相撲部屋の弟子入りを断わられた駒田香介(こまだ・きょうすけ)。しかし、彼には誰にも負けたことのない将棋の腕があった!東京に敵はいないと天狗になっていた香介は、十二世名人・小野五平の弟子、綾小路氷吾(あやのこうじ・ひょうご)との対局で初めての敗北を喫する。その後も真剣師・能面の政(まさ)、文士・幸田露伴(こうだ・ろはん)らとの対局で敗北を重ね、プライドはズタズタにされる。そんな香介を世話したのは早指しのお龍(りゅう)とよばれる女真剣師だった……。流星のように駆け抜けた“ヤンケの香介”の物語が、今、始まる!※毎日コミュニケーションズ刊行のコミックス第1巻を分冊しております。
開化将棋異聞 ヤンケの香介(2)
女真剣師・お龍(りゅう)との修行で、将棋指しとして人間として一回り大きくなった香介。綾小路氷吾(あやのこうじ・ひょうご)、松平慎之介(まつだいら・しんのすけ)らライバルと再戦し、雪辱を果たしたもののなぜか心は晴れない。そんな折、“浅草の仙人”と呼ばれる、将棋に滅法強い風変わりな老人に出会う。香介は彼に導かれるまま旅立ち、横浜での外国人相手のチェス勝負を皮切りに箱根、静岡と強い将棋指しを求め西へ西へと旅を続ける……。※毎日コミュニケーションズ刊行のコミックス第1巻を分冊しております。
開化将棋異聞 ヤンケの香介(3)
名古屋での、王将・阪田三吉(さかた・さんきち)との出会いは、また一回り香介を大きくした。京都では名誉名人・小菅剣之介(こすげ・けんのすけ)と、初恋の人によく似た舞妓の雛菊(ひなぎく)に出会う。2人は心を通い合わせ、将棋と同じくらい愛するものを見つけた香介は、雛菊の「将棋を捨てて」という言葉にひどく悩むが……。その頃、東京では大道棋士と名人棋士の争いが深まりつつあった。※毎日コミュニケーションズ刊行のコミックス第2巻を分冊しております。
開化将棋異聞 ヤンケの香介(4)
大道棋士と名人棋士との団体公開対局での敗北で、またも自信を失った香介は、三遊亭朝太(さんゆうてい・ちょうた)と、橘屋圓喬(たちばなや・えんきょう)に出会う。落語の、“高座と客席が心と心で会話をする精神”に触れ、自分自身の押し出すばかりの将棋を見つめなおす香介。その時、兄とも慕った松平慎之介(まつだいら・しんのすけ)危篤の報が届く。最後の命を振り絞った松平との絶局を指し、香介は彼の将棋に対する熱き魂を受け継ぐ。ひたむきに将棋を探求するため、松平愛用の駒を胸に香介は北へ旅立つ。※毎日コミュニケーションズ刊行のコミックス第2巻を分冊しております。
開化将棋異聞 ヤンケの香介(5)
立ち寄った新潟で、香介は落ちぶれたかつてのライバル・綾小路氷吾(あやのこうじ・ひょうご)に出会う。彼を完膚無きままに打ちのめしたのは、越後の虎・田中角行(たなか・かくぎょう)。剛腕な将棋を指す田中角行に敗北を喫した香介は、多額の借金を背負うハメになる。身動きが取れず、万事窮した彼を助けたのは、師匠と恋人の雛菊だった……。“大きな将棋を指せ”という師匠の教えを胸に、越後の虎に再戦を申し入れる!※毎日コミュニケーションズ刊行のコミックス第3巻を分冊しております。
開化将棋異聞 ヤンケの香介(6)
香介は自分を高めてくれる真剣師をもとめ、なおも北上を続ける。天童の龍、恐山イタコ将棋、函館の鉄砲辰(てっぽうたつ)を下し、阿寒湖に辿りついた香介。そこで、カムイと名を変えたかつてのライバル・綾小路氷吾(あやのこうじ・ひょうご)と再会する。傲慢さの権化であった綾小路は、性格はおろか棋風までもおだやかに変化していた。大きな変貌に驚きを隠せない香介。大河のような雄大な棋風を得た綾乃小路に勝つことができるのか?※毎日コミュニケーションズ刊行のコミックス第3巻を分冊しております。
開化将棋異聞 ヤンケの香介(7)
政党であることを隠れ蓑に、あくどい賭け将棋を続けるヤクザ“にゅうじゃぱん党”。彼らに対抗するため、香介は早差しお龍(りゅう)、師匠“浅草の仙人”といったオールスターメンバーで挑む。“にゅうじゃぱん党”は打倒したものの、香介はかつてない強さを持つ陸奥宗銀(むつ・そうぎん)の前に手痛い一敗を期す。※毎日コミュニケーションズ刊行のコミックス第4巻を分冊しております。
開化将棋異聞 ヤンケの香介(8)
安房、高知と遍歴を重ねる香介は、各地の真剣師を打ち負かす若き真剣師宗玉(そうぎょく)の噂を聞く。宗玉を追い、火の国熊本に赴いた香介は、そこで宗玉=宿敵・陸奥宗銀(むつ・そうぎん)と知る。変貌するほどの苛烈な修行をしてきた宗銀と相対し、日本中を旅し、多くの人間との関わりで大きく育った香介の将棋がついに花開く。将棋に命をかけた真剣師の物語がここに完結する!※毎日コミュニケーションズ刊行のコミックス第4巻を分冊しております。
ウッドの大木

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