あらすじ

事件の謎を解き、悪人たちを震えあがらせる、まぼろし探偵の進少年。謎の団体、霊迷教の屋敷に乗り込んだ進と新聞記者の黒星。鉄格子のはまった窓の中には、小さな女の子が閉じ込められていた。霊迷教の秘密を探ろうとする進たちの前に、短剣を握った手だけが現われたり、宙に浮かぶ2本の足が現われたり、不思議な出来事が連続して起こる。
まぼろし探偵(1)

警視庁の富士警部を父にもつ進少年は、普段は新聞社の少年記者。しかし必要な事件が起こると、まぼろし探偵に早変わりし、悪党を退治する。進が川で夜釣りをしていると、銃で撃たれ重傷の丸の外警察署署長の角田が釣り糸に引っかかった。そして父の富士警部と丸の外警察署に行くと、なんとそこには角田署長が…!?

まぼろし探偵(2)

事件の謎を解き、悪人たちを震えあがらせる、まぼろし探偵の進少年。謎の団体、霊迷教の屋敷に乗り込んだ進と新聞記者の黒星。鉄格子のはまった窓の中には、小さな女の子が閉じ込められていた。霊迷教の秘密を探ろうとする進たちの前に、短剣を握った手だけが現われたり、宙に浮かぶ2本の足が現われたり、不思議な出来事が連続して起こる。

まぼろし探偵(3)

まぼろし探偵の偽者が現れ、次々と宝石店から高価な宝石を強奪していた。次に狙われるのは、インド人の大富豪、アキ・カーンが所有する宝石と知った進は、インドに向かう船に乗り、偽のまぼろし探偵たちが現れるのを待つが、正体がばれて海に突き落とされてしまう。そしてアキ・カーンに危機が迫るが…。

まぼろし探偵(4)

まぼろし探偵を始末したと思い、祝杯をあげて喜ぶまぼろし堂。だが、まぼろし探偵の進は、まぼろし堂の手下に変装し、隠れ家に潜入していた。そしてまぼろし堂の首領が桑田宝石店にいることを父親の富士警部に知らせ、進はまぼろし堂全員を一網打尽にするため、再び隠れ家へと向かう。だが、首領は桑田宝石店から逃げ出して…。

まぼろし探偵(5)

普段は少年新聞の少年記者の富士進は、凶悪事件が起こると、まぼろし探偵となり事件を解決する。その正体は誰も知らない。ある日、仲の良い新聞記者の黒星十郎と街を歩いている進は、車にひかれそうになった月見博士を救う。進の家で博士は富士警部に会い、自分は殺されるかもしれないので守ってほしいと訴える。そして進の家から博士は誘われてしまった。

まぼろし探偵(6)

新聞記者の黒星を相棒に、凶悪犯罪事件の真相を究明する少年記者の進。その正体はまぼろし探偵。二人は女性が襲われているところに遭遇し、助けるが、実は刑事に捕まえられるところを知らずに助けた女性こそ、スペース団のマダムであった。彼女に隠れ家に連れて行かれた進は、スペース団に入る試験を受けることを強要される。その試験とは黒星を殺すことだった…。

まぼろし探偵(7)

両親に心配かけまいと、まぼろし探偵となり悪を懲らしめる少年記者の進。風太郎という男に変装し、スペース団に潜入した進だが、不気味な男、蛇介に見破られてしまう。一方、隠れ家を警察に包囲されたスペース団は、家に時限爆弾を仕掛け、脱出しようとする。父親の富士警部たちを守ろうと、時限爆弾のスイッチを切り、抜け道を探すまぼろし探偵だが…。

まぼろし探偵(8)

時価5千万円という宝石、みどりの猫が話題の世界宝石展覧会。スペース団がそのみどりの猫を狙っていることを知った警察は、厳重な警戒態勢を敷くが、スペース団は厳重な警戒の網をかいくぐり、みどりの猫を奪おうとする。まぼろし探偵や富士警部たちはスペース団を追い詰めるが、あと一歩で彼らを取り逃してしまう…。

まぼろし探偵(9)

空港で大事件発生。時限爆弾を爆発させ、宝石を密輸入しようとしたグループの首領を捕まえたのは自称名探偵のクラーク東郷。次々と事件を解決するクラーク東郷の名声は高まる一方。だが、そのクラーク東郷の正体は、怪人黒マントという悪の首領だった。怪人黒マントは何をたくらんでいるのか!?

まぼろし探偵(10)

自称名探偵のクラーク東郷こと、怪人黒マントが狙っているのは、山吹家に伝わるカシオペア王の財宝の秘密が隠されているという、金のランプ。怪人黒マントがクラーク東郷とは知らない山吹家の当主は、金のランプを彼に守ってもらおうとする。ワインホテルを黒マント一味の隠れ家と突きとめた進は、まぼろし探偵となり、一人で隠れ家に乗り込むが…。

まぼろし探偵(11)

金のランプの持ち主、山吹や富士警部たちの目の前で、クラーク東郷が実は怪人黒マントであることを暴いた、まぼろし探偵。だが怪人黒マントは花火を爆発させ、金のランプとともに消えてしまう。手下に黒マントに変装させ、逃げ出したと思わせたクラーク東郷だが、彼はまだ山吹家の家の中にいると、まぼろし探偵は見破るが…。