自分が何者なのか…そんなことすら知らないまま、僕たちは答えのない都会へ飛び出した。それでも、ふたりは信じられる何かをさがして、現在をただガムシャラに生きている…。羽賀と亜衣子の青春ラブストーリー!!
ふたりでいれば何があっても乗り越えられる…そう思った。冷たい現実にブチあたるまでは。今、君のことだけを想ってこの都会で生きる。すべてが君のために通じてる。逢いたい…!!
この広い都会の中、やっと再会できた羽賀と亜衣子のふたり。また新しい生活、新鮮な毎日がはじまる!!一歩ずつ近づいていきたい。本当にスキな君と一緒に…。
ボロボロになって、なにもかもなくして、立ちすくむオレたち。でも、もうふりむかない、生きていかなくちゃ。そばには君がいる。君だけがいるから…。羽賀と亜衣子の隣人・尾瀬が引っ越すことになり…。
まるで悪い夢でも見ているような気がする…。今のオレにできることは、一体何だろう。亜衣子の初恋の医師・森本から、衝撃の事実を告げられた羽賀は…。
亜衣子の命の炎は、少しずつ弱くなる。時間は確実に、そして冷たく流れていく。オレは、暗く沈んだ湖の淵に立って、明日が来てしまうのを…ただ怖れていた。