あらすじ南久阿(なくあ)といふ蜘蛛神ありけり。かの神、渡来神なる侵略者と対峙するものなり。渡来神、悪しきこと甚だしく数多の地を穢し幾多の謀を弄す。苦しみける無辜の民、いとあはれなり。南久阿、神田太郎(かんだ・たろう)なる童子らを従へ、日の本を救わんとす。――“偉大なる種族”と名乗る外敵により、未曽有の災厄が日本を襲う。この恐るべき謀略に、南久阿は、そして太郎は立ち向かえるのか!?11世紀の平安京から21世紀の南端の孤島まで、侵略者に徹底抗戦!!