あらすじ

橋本からの牽制で成田が人に触れるのが苦手なことを知った心春は、心を読んでもらうのではなく自分の言葉で気持ちを伝えようと決心する。初めて触れた温度、一歩前に踏み出すその先は――心温まる最終話!
口がダメなら指先で 1巻

“無口でクールなデザイナー”として社内で一目置かれる森 心春。しかしそれは吃音症による過去のトラウマから、「最低限の挨拶のみ」で「対人関係を作らない」という処世術だった。二度と昔のような経験はしたくないと、本来の明るくて元気な性格を押し殺して過ごす日々。だけど、本当は誰かと関わってみたい。例えば――恋愛とか、結婚とか。そんな憧れを抱いていたある日、コミュ強で人気者の営業・成田とぶつかってしまう。近い距離や、転ばないよう回された腕にドキドキする心春をよそに、成田の興味は心春の“頭の中”にあり…? 「俺、触れた人の心が読めるんです。――森さんの気持ち、もっと聞いてみたいです」戸惑う心春だったが、初めて感じた繋がりと指先の熱さに、次第に心を開いていき…。

口がダメなら指先で 2巻

「成田くんは実は心が読めて、趣味が同じで…そんな都合のいい話ある!?」半信半疑の中誘われたデートを経て、徐々に触れることにも“会話”にも慣れてきた心春。だが、その様子を同僚の橋本に見られてしまい…。

口がダメなら指先で 3巻

橋本からの牽制で成田が人に触れるのが苦手なことを知った心春は、心を読んでもらうのではなく自分の言葉で気持ちを伝えようと決心する。初めて触れた温度、一歩前に踏み出すその先は――心温まる最終話!