あらすじ
母の遺品を整理していたメアリは聞いたことのない宛名の手紙を発見する。中身を確認すると恋文のようであった。知らなかった母の一面を見たメアリは手紙を頼りに母の文通相手、ロイと出会う。彼の語る思い出は知らなかった母の姿と魔法と呪い、そして恋の物語であった――
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母の遺品を整理していたメアリは聞いたことのない宛名の手紙を発見する。中身を確認すると恋文のようであった。知らなかった母の一面を見たメアリは手紙を頼りに母の文通相手、ロイと出会う。彼の語る思い出は知らなかった母の姿と魔法と呪い、そして恋の物語であった――
お互いに気持ちが向かい合っているのに…一緒にいられないなんて。そんな残酷な呪いを持つ魔法使いと、ひとりの女性の物語。いや、ふたりの女性かな。 ロイとメイジーが素敵な関係すぎるんだけど、すっごく切ない。ロイの気持ちもメイジーの気持ちも、お互いを想いあっているのが痛いほど伝わってきて泣きそうになりました。本当に本当に、メイジーは最期まで幸せだっただろうな…ロイのおかげで。最期のシーンはもう綺麗すぎて…たまらん…! 最後の温かみのあるカラーがとてもよかったです。良作読切。