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フリーランスのデザイナーとして地方都市で働く小鳥遊夏（たかなし・なつ）は小学生の子供を持つシングルマザー。地方ならではの独特の人間関係の中で仕事に子育てに追われていた。ある日、いつもの喫茶店の喫煙所で見慣れない若い男性に声をかけられる。後日、彼は夏も参加しているプロジェクトに東京の代理店から派遣されたディレクター・甲斐裕太だったことが発覚する。なにかと空気を読まずに夏に絡む甲斐に、夏は戸惑いを覚えるが――。
旧知の仕事仲間・宮本と取材に行った夏。親しそうな2人の様子に周りはいぶかしるが、実は2人には人には言えない過去があり…。
夏、甲斐、宮本と打ち合わせに行くものの、夏の子供・勇気が熱を出してしまう。甲斐はすぐに夏を送ると車に乗せて走り去るが、その様子を見送った宮本は面白くない表情を浮かべる。
甲斐にアプローチを受けて困惑する夏。息子の勇気の風邪も治り、2人でドーナツを食べているところに甲斐がやってくることに。勇気は喜ぶが、夏はついつい周囲の目を気にしてしまう。
甲斐のふるまいに少し元気づけられた夏。しかし、打ち合わせに往訪した会社では甲斐は若い女性陣に囲まれていて自分と彼女たちを比べてしまう。それなのに甲斐は平然と夏にSNSを教えておほしいと聞いてきて…。
甲斐と連絡先を交換して以来、なにかとスマホを気にしてしまう夏。息子の勇気がお泊りの夜、仕事で遅くなった夏がスマホに目をやると、偶然にも甲斐から連絡が。星空の下、2人で缶ビール飲んでいるうちに、夏は次第に彼に心を開いてしまう!?
大学時代、写真部だった甲斐は星空を撮影するためにとあるビルの屋上に侵入する。そこにいたのはタバコをくゆらせる会社員時代の夏だった。自分と同じように周りに馴染めなさそうな彼女の言葉にシンパシーを感じ、同じ職場にインターンとして入るが…。
