あらすじ

階下の暗闇に気配を感じるような、ドアごしの殺した息づかいのような、視界の隅に映りこんだ視線のような、ざらりとした質感、気分、戦慄。
不安の種+ 1巻

階下の暗闇に気配を感じるような、ドアごしの殺した息づかいのような、視界の隅に映りこんだ視線のような、ざらりとした質感、気分、戦慄。

不安の種+(2)

見つめる先に自分の死を見るような、隣室に感じる殺意のような、暗い海に徐々に沈んでいくような、体に残る質感、記憶、理不尽。

不安の種+(3)

床下から何かに監視されているような、悪夢と同じ場所に出くわしたような、理不尽な凶気に追われるような、ざわざわした質感、畏怖、不思議。

不安の種+(4)

浮かび上がれない夢のような、身体に群がる虫の羽音のような、街に独りだけとり残されたような、背中を這う質感、気配、違和感。ひとまずの結びです。