エルフィは幼い頃に骸竜(むくろりゅう)の襲撃により両親を亡くし、それ以来、執事たちの手を借りながら、侯爵としてロングラード領を治めていた。両親の仇である骸竜が討伐された後も領民を守るために聖銃の練習をし、気も強く男まさりなエルフィは、婚約者である第二王子アレクに愛想を尽かされ、学園の卒業式の日に婚約破棄されてしまう。その一年後、エルフィの元に、アレクからの手紙が届けられる。それは結婚式の招待状だった…。エルフィは元婚約者の結婚式に出るべく、王都に行くための護衛を雇うことにする。傭兵ギルドから紹介されたのは、両親の仇である骸竜を討伐してくれた救国の英雄ヴァールハイトで…?