異星からの侵略者に彼女らのリーダーと間違われた気弱な青年・木偶ノ原。主張する事が苦手な彼は、その間違いを否定しきれないまま侵略者デズデモーナを演じる事になってしまう。混乱の中にある木偶ノ原が次に巻き込まれたのはなんと殺人事件。しかもその犯人と疑われたのは親友の匠だった。状況的には匠が犯人なのは間違いない。しかし木偶ノ原には匠が殺人を犯すとは信じられなかった。そんな彼に＜マインド・リバーシ＞を提案する侵略者のサポートアンドロイドのマオ。＜マインド・リバーシ＞とは電脳空間で行われる思考ゲーム。しかしそのゲームでの勝敗は現実世界にも反映される。みごとにゲームに打ち勝ち、匠の無実を証明できた木偶ノ原だったが、＜マインド・リバーシ＞により人々の記憶が改変されている事を知り恐怖と嫌悪を覚えるのだった…。