「お兄ちゃんが愛してくれないと…あたし死んじゃうから…」松 明(まつ あきら)はごく平凡な男子高校生。両親の再婚により、どこか憂いのある美少女、謡(うたい)が義妹になる。あるとき謡の自殺を止めたことから、明は謡から狂気じみた好意を向けられる。もはや兄妹・男女の域をも超えた謡からの執拗な迫り方に疲弊していく明。意を決し、幼馴染の駄竹 誇(たたけ ほこり)と梅影 桜(うめかげ さくら)に相談する。幼馴染関係だった明と誇、桜の三人は、各々に内心に秘めた片想いを抱いていたが本心は明かせずにいた。謡の存在が、友人関係までも侵食していき、関係は思わぬ方向へ転がり始め―――!?