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本書は、漫画雑誌『IKKI』で連載していた短編漫画を一冊にまとめたものですが、「サージェント式」を採用することによって、一本の連続したお話として読めるようになっています。これは、「バラバラの要素を一つのコンセプトでまとめあげて統一感をもたせる方式」のことで、これ自体は別に珍しいことではありません。どのジャンルにも本家であるビートルズにあこがれて、「サージェント式」を導入した作品は多いのです。はてさて、本書の出来は如何に…!?
本書は、漫画雑誌『IKKI』で連載していた短編漫画を一冊にまとめたものですが、「サージェント式」を採用することによって、一本の連続したお話として読めるようになっています。これは、「バラバラの要素を一つのコンセプトでまとめあげて統一感をもたせる方式」のことで、これ自体は別に珍しいことではありません。どのジャンルにも本家であるビートルズにあこがれて、「サージェント式」を導入した作品は多いのです。はてさて、本書の出来は如何に…!?
ビートルズの「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」に想を得て、各作品は主人公によって描かれた短編集という設定になっている。「ワイルドマウンテン」の元になったような話もあって、あの作品もこういう風に細かい話を繋ぎ合わせて作っていたのかも知れないと思った。ラーメン屋の行列に並んでる兄弟と、その母親と再婚を前提に付き合ってるらしきオッさんが気を遣ってる様子を観察する「若葉のころ」が好き。 新作もビートルズの「ホワイト・アルバム」に影響を受けてインドで構想を練ったらしい。 http://www.akishobo.com/akichi/moto/v1