あらすじ時は1999年。三流オカルト雑誌の編集者・犬吠埼と、カメラマンで霊感のある浅間は、奇妙な事件ばかりを取材していた。ある日、犬吠埼の先輩がとある怪異事件に巻き込まれたため、浅間は除霊師をしている火野を呼ぶことに。しかし、彼は浅間の遠縁で、浅間の暗い過去を知る人物でもあり……。一方現代の総一郎は叔母の死を調べるために、かつて火野の助手であった三駄の元を訪れる。禁忌に触れる最恐ホラー第3巻。
あらすじを軽く読んで「オカルト系かな!?面白そう!」ってワクワクで読み始めたらがっつりホラー系だった!いやオカルトなんだけども、しっかり怖い。私はオカルトもノストラダムスの大予言も詳しくなく、流行ったんだよ~という過去の出来事として人から聞いてなんとなく知ってた人間なんですが、これめっちゃ続き気になる。 1話2ページ目からもう画が強い。そこからしれっと1999年のオカルトブーム時代の話になり、実際に放送してたようなテレビやオカルトライターの環境が垣間見えたり…この時点でこの時代を体験していない自分にとってはとても興味深い。そして私も知っているような鏡の話、いわく、怪談。極めつけに冒頭に繋がる1話ラスト…ぞくぞくしました。マジで犬吠埼ちゃんがどうしてああなったのか気になりすぎるよ…。寒くなってきた今だからこそ、オススメしたい作品。