大手製薬会社の社長令嬢の莉子。父の敷いたレールに沿って生きることしか許されず、結婚相手も決められていた。結婚して父と離れられれば自由が手に入る…と希望を頂いていたが、婚約者の松本も父同様の人間だった。婚約披露の日、松本が愛人とキスをしている現場を目撃した莉子、同様する莉子に偶然通りかかった男性が助けてくれて…。莉子を助けてくれたその人・誠は、莉子に契約結婚を提案。偽りだらけのマリッジストーリーが始まる。
同棲を始めた二人だったが、ある日誠の部屋に案内された莉子はベッドに座るように言われて…。
元婚約者の松本に捕らわれてしまった莉子、それを知った誠は助けに向かう。彼女が無事だと知って思わずキスをしてしまう誠だったが「もう僕と会うことはありません」と、莉子への想いを断ち切りその場を去ってしまう。