「もっといい声で鳴いてもらおう」ただの替え玉なのに、初恋の彼の指に感じてしまい?「恥じらうフリをして男をとりこにしてきたんだな」身代わり王女として攫われてから4年、正体を明かせぬまま初恋の男性オスヴァルトに抱かれたエーファ。ベッドに倒され「エーファの行方を話せ」と罵られるも、愛する彼に触れられ熱を帯びた身体は反応してしまう。こんなことはダメ…そう思うのに繰り返される愛撫に抗えず、彼を受け入れ――。一方、オスヴァルトは目の前で眠っている花嫁のシーツの染みに、以前から感じていた違和感を確信へと変える。彼女が自分をエーファと言ったのは真実だったのか…波乱万丈なふたりの行方は? 心震えるフィナーレ?