「ごめんね…明子っ…ごめん…ね…」夢の中の見知らぬ妙齢の女性が、見知らぬ誰かの名前を呼び続ける…一体何故――佐伯飛鳥はある日、夢を見ていた。見覚えのない豊かな自然と川が広がり、そこには、誰かの名前をひたすら呼びながら涙を流す女性が――目を覚ますと、時を同じくして祖母が亡くなったと聞かされて!?何か関係があるのかも…?と思いつつも、不可思議な夢は続き、次第に現実にも影響を与え始めてきてーー。ある日、就寝後の枕元にも幽霊のように現れ、何をかを伝えようとしてくる。祖母の死と女性の夢が、飛鳥に伝えようとしたこととは――