「なんでもないわ…ちょっとボンヤリしてただけ…」病床の先輩の虚ろな視線に言い知れない不安が込み上げ…そして――これは私・レナが大学生の頃の話です。所属するサークルの先輩が突然の病気に倒れ、彼女が入院する病院へよくお見舞いに行っていたのですが…噂によると、ご飯も食べられるくらいには順調に快復!退院もそう遠くない内に…と思っていたのに今日、彼女の病室へ行ったとき、焦点の合わない目に喪失感を覚えてしまい――その目…まるで死んじゃった人みたいな…。ううん、そんなこと有り得ない。けれど…その夜、私はとんでもない体験をすることになりー!?