あらすじ【デジタル版限定!「少年ジャンプ+」掲載時のカラーページを完全収録!!】義人――それは、意識のない有機物製のロボットである。 神木率いる特公の大部隊が、リンボの制圧作戦を開始。義人たちが虐殺される中、マリーは高橋と再び激突する。高橋に斃された仲間たちの思いと共に、果敢に挑むが!? 一方、リアハは父の仇・神木と対峙する。「人間を皆殺しに」と迫るシェオルに対し、マリーを守るためリアハが下す決断とは…!? 人類の闇を抉り出す衝撃の暗黒SF譚堂々完結!!
舞台は意識を持たない人型のロボット“義人”が実用化された世界。 ロボットと言っても有機物でできており、パッと見は人間とほとんど変わりません。 (といっても、この世界に生きる人にとっては“義人っぽい”見た目というのがあるらしいですが) 高校2年生の鈴木リアハはある日の夜、輸送中の事故により脱走したマリーという義人を拾います。 本来、脱走した義人を匿うのは重罪なのですが、なぜかリアハはマリーのことを警察に通報しませんでした。 その選択の影にあったのは、リアハの父親の存在。 7年前、リアハの父親は義人に関する秘密を暴こうとして警察組織に抹殺されていました。 その秘密とは、「実は義人には人間と同じく意識が存在し、政府の改造により意識を操られ奴隷のように扱われている」ということ。 そんな過去の事件が心に深く刻まれていたリアハ。 そこに現れた、ある出来事により意識を取り戻した義人マリー。 「義人が普通に生きられる世界を作る」という共通の目的を見つけた2人は果たしてこの先に何をしようとするのか、それがこの作品の1話1ページ目に集約されています。 是非、1枚絵としての魅力も強烈なこの1ページ目だけでも見てほしい作品です! 1巻まで読了