あらすじ

少年時代の坂上田村麻呂(利仁)は大和と蝦夷の対立が色濃い陸奥の山中で山で暮らす“山爺”、蝦夷の“アカ”(アテルイ)と三人で生活を共にしていたが戦の気配が迫り、それぞれの家へ帰ることに。時が経ち、元服した田村麻呂は平城京で大和に仕える立場となり、幼き日に「共に世の中を良くしよう」と誓った“山部王”と再会する。しかし、山部王が掲げた目標は大和の統一、すなわち、蝦夷の討伐だった――
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赫赫 一二〇〇年前の春 1巻

後に征夷大将軍として名を馳せる 少年・坂上田村麻呂の冒険!!現在からおよそ1200年前の平城京、少年時代の坂上田村麻呂は追い剥ぎに狙われた貴族の青年に出会う。その青年は山部王(やまべおう)と名乗り、将来は天皇になって政で国を変えたいと語る。ともに世の中を良くしたいと山部の手を取る田村麻呂。その後、東北の地で出会った謎の少年“アカ”との触れ合いが、後に征夷大将軍となる田村麻呂の運命を翻弄することになる…。時代に生きる人々を躍動感あふれるタッチで描く、著者入魂の歴史ロマン、ここに開幕!!

赫赫 一二〇〇年前の春 2巻

少年時代の坂上田村麻呂(利仁)は大和と蝦夷の対立が色濃い陸奥の山中で山で暮らす“山爺”、蝦夷の“アカ”(アテルイ)と三人で生活を共にしていたが戦の気配が迫り、それぞれの家へ帰ることに。時が経ち、元服した田村麻呂は平城京で大和に仕える立場となり、幼き日に「共に世の中を良くしよう」と誓った“山部王”と再会する。しかし、山部王が掲げた目標は大和の統一、すなわち、蝦夷の討伐だった――