あらすじ

菩提樹の下で悟りを得てブッダとなったおシャカさま。人々のために法を説かねばならぬ――とおシャカさまは、四十五年もの間、伝道の旅を続け、多くの人を教化し、やがて入滅する。しかし、おシャカさまの滅後、教団の分裂が起こり、その教えは出家者中心のものとなり、在家信者への救いは無視されてゆく。民衆のための仏教として数百年ののち大乗仏教が起こり、やがて仏教は興隆の時代をむかえる。
仏教の歴史〈インド 1〉

菩提樹の下で悟りを得てブッダとなったおシャカさま。人々のために法を説かねばならぬ――とおシャカさまは、四十五年もの間、伝道の旅を続け、多くの人を教化し、やがて入滅する。しかし、おシャカさまの滅後、教団の分裂が起こり、その教えは出家者中心のものとなり、在家信者への救いは無視されてゆく。民衆のための仏教として数百年ののち大乗仏教が起こり、やがて仏教は興隆の時代をむかえる。

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仏教の歴史〈インド 2〉

おシャカさま入滅後数百年の後、仏教は出家者中心のものとなってしまった。その一方で、ストゥーパに集う民衆たちによって仏像がつくられ、姿、形のあるおシャカさまを拝むようになった。また、凡夫も菩薩であるという菩薩思想が生まれ、民衆の仏教である大乗仏教が成立する。しかし、その教えもやがて学問化され民衆には遠い存在となっていく。救われる道を求めて民衆はみずからの力で新しい仏教を模索していく。

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