あらすじ

総合格闘技(MMA)――それは打・投・極「何でもあり」の格闘技。 本格的にMMAを始めた二兎は、奈央が出場する大会を見学する事に。順調に勝ち進む奈央であったが、レスリングの元王者が立ちはだかり!? そして得意の寝技以外にも新たな“技”が必要だと気付いた二兎。新たな課題に直面していると、再び一狼が現れて…!?
アスミカケル 1巻

総合格闘技(MMA)――それは打・投・極「何でもあり」の格闘技。 祖父の介護を手伝いながら冴えない日常を過ごす高校生・二兎は、ひょんなことから格闘技ジムに足を踏み入れる。そこで女子プロ格闘家を目指す先輩・奈央の導きにより、二兎の秘めた才能が発覚し――!? 肉体と魂が激突する、総合格闘技ストーリー!! 試合開始(スタート)!!

アスミカケル 2巻

総合格闘技(MMA)――それは打・投・極「何でもあり」の格闘技。 本格的にMMAを始めた二兎は、奈央が出場する大会を見学する事に。順調に勝ち進む奈央であったが、レスリングの元王者が立ちはだかり!? そして得意の寝技以外にも新たな“技”が必要だと気付いた二兎。新たな課題に直面していると、再び一狼が現れて…!?

アスミカケル 3巻

総合格闘技(MMA)――それは打・投・極「何でもあり」の格闘技。 激闘の地下トーナメントも大詰めを迎え、二兎vs太賀の試合が開始! 確かな実力を持つ太賀は壁際(コーナー)を上手く使い、じわじわと二兎を追い詰めていく。太賀優勢の試合展開かと思われたその時、二兎の内なる“何か”が目覚め…!? 果たして、初代王者の称号はどちらが手にするのか――!?

アスミカケル 4巻

総合格闘技(MMA)――それは打・投・極「何でもあり」の格闘技。 打倒OKOMEを掲げた奈央vs花ヶ崎の試合が開始。花ヶ崎の多彩な打撃に翻弄される奈央だが、MMAファイターとしての意地を見せ…!? そしてプロデビュー戦を飾る二兎の相手は、格闘家としての進退を懸けた黒沼。序盤はベテランの執念に圧倒されてしまう二兎だったが、“明日見流”を駆使して対抗し――!?  肉体と魂が激突する総合格闘技ストーリー、ここに完結!! 大量描き下ろしの番外編49Pも収録!!

アスミカケル

格闘も良いけど、家族愛も良い

アスミカケル 川田
六文銭
六文銭

格闘マンガは正直あんまりな自分でしたが、本作は格闘シーンだけでなく主人公の家族愛が良くて、一気に読んでしまいました。 というのも、父親は事故で他界。 子供5人を母親が女手1つで育てる。 祖父は認知症。 そんな環境でも、主人公はそこその生活を維持するため学校でも家でも何かと穏便にすますよう、色々と耐えている状況。 認知症の祖父の介護を率先してみたり、学校でいじめられていても笑ってすます。 主人公の不憫さと家族思いの姿にグッときます。 ところがどっこい、実は、認知症の祖父はかつて「明日見流総合武術」をうみだした最強の格闘家だったようで、そんな祖父に密かに毎日稽古をつけられていた主人公。 最初はクラストメイトに誘われ見学しただけだった「MMA」のジムで火がつき、格闘家としてのセンスを開化していくという流れ。 そこから、同じく祖父に格闘技を教わるも、より強さに取り憑かれ家を出ていった兄と再会し、兄弟対決が行われる。 兄はプロの格闘家。しかもトッププロ。 2人の熾烈なバトルが描かれる、一方でそれは子供がやる兄弟喧嘩のようにもみえ、根底には兄、そして家族への思いがビンビン伝わってきて泣けます。(画像参照) 認知症の祖父を見限って、家を出たと思っている主人公。 兄は兄で、少しずつ壊れていく祖父に耐えられなかった様子は圧巻でした。 ただの格闘技マンガにはない兄弟愛・家族愛があって、そこがすごく魅力的な作品でした。 兄も主人公のことを思っている様子が随所にあって、悪いやつなんて1人もいなっかたんです。