あらすじ白藤を救い出すため、自身の記憶を差し出した孤月。彼が自分の存在を忘れてしまった事実に絶望する白藤だったが、今度は自分が力になりたいと、黒紫館に戻り記憶を取り戻す方法を探し始める。ところが、努力も虚しく孤月の記憶は一向に戻らず、遂には解雇を言い渡されてしまう。諦めきれない白藤は、記憶を戻す手がかりを探るため現世へと戻るも、かつて自身を生贄に捧げた村人たちに見つかってしまい――!? あやかし世界で始まる、切なくも幸せな恋物語、最終巻。