あらすじ孤月の主人である狐珀の屋敷に軟禁されてしまった白藤。彼女は狐珀の死んだ恋人・琴子の生まれ変わりだった。豪華な着物や食事を与えられても、屋敷から出ることは許されずおまけに狐珀から「琴子」として扱われる日々に、白藤は次第に心を失っていく。そんな白藤を救い出すため、孤月はあるあやかしの元へ訪れる。彼女のためならどんな事でもすると意気込む孤月だったが切なくも残酷な“代償”が必要で――…。「見ていてください。妖(オレ)の執着心の強さを――」