あらすじ恋も家も職も失い人生詰んで行き場がなくなった江間宵は、豪邸に一人住まいだった黒江神名に火事を知らせたことがきっかけで、長くても屋敷の修繕が終わるまでという条件で離れで共同生活を送っている。クロエの始めた占いのお店にやって来る、店に対してモヤっとするくちコミを書く男、急遽浮かび上がる犯罪事件、クロエの心を揺らす怪しい雰囲気の男…癖の強い客たちと関わりながら、エマとクロエもふたりならではの距離感が生まれ―― そんな中忍び寄る、エマに迫る不穏な影とは…?
クロエとエマ。正反対の二人。そしてシモンくん。 シモンくんがクロエとエマの二人の中間に入ってくれて、良い感じにスパイス的な役割を果たしている。 クロエは占い師だけども、未来は占いではほぼほぼ当たらないと思っている辺り、現実的だな〜と思う。 しかしながら占い行く時って、(?)がありつつ迷いつつも、悩みすぎて自分じゃどうしようも出来ない時に導いて欲しい気持ちや背中押して欲しい気持ちは分かる気がする。 結論、エマとクロエの会話、シモンくんの癒しが心地よくてページをめくってしまう。