あらすじアンナリーナ・ヴィカンデルは子爵令嬢である。しかしさまざまな不幸が重なり、ヴィカンデル子爵家は没落してしまった。そしてアンナリーナは、借金のカタに娼館へと売られてしまう。絶対絶命の状況の中、覚悟を決めるアンナリーナ。そこに現れたのは子爵家に仕えていた狼獣人のフットマン、エドヴァルドだった。「貴女を助けに参りました」──エドヴァルドはそう言うと、アンナリーナを身請けし娼館から連れ出して……。狼獣人の元従者×不幸な元令嬢。恋に臆病な二人が、想いを通じ合わせるまで。