あらすじ

遠い存在だったはずの夜が自分の腕の中にいる幸せを噛みしめる遼路。そんな彼に夜はあるお願いをして―孤独だった二人が導き出した答えとは…!? 見逃せない最終話!
左利きの夜 1巻

高校生で文壇デビュー、孤独を抱えた天才小説家である宇野夜。しかしそれは過去の話で、30歳の今、夜に残ったのは孤独だけだった。ある日、自身の書いた小説が映画化し、顔合わせに参加することになった夜。そこで出会った映画の主演は、なんと高校生の頃、夜に告白してきた後輩の津田遼路だった!「“ここ”まで登って来たら聞いてやる」とフラれたその日から、努力を重ねて“ここ”まで登ってきた遼路は、この再会を機に再び夜に告白する。夜は「今の俺はそんなにいいもんじゃない」と思いつつも遼路の魅力に抗えず――!

左利きの夜 2巻

宇野夜が碌なものを食べていないと心配して夜の家にご飯を作りに来た津田遼路。その想いに応える自信を失っている夜は弱音を吐き、遼路を突き放す。それに対してそれならなおさら自分の演技を見に来てほしいと返す遼路に心が揺れる夜―。少しずつ遼路に惹かれていく自分に葛藤する夜は、小説の新作についても方向性が定まらず苦心していた。そんな中、遼路に誘われ訪れた撮影ではラストシーンの撮影をしていた。不敵な笑みをこぼし、遼路が放った台詞は―…!?

左利きの夜 3巻

津田遼路に誘われ撮影を見に来た宇野夜は遼路の演技に思いを巡らせていた。そんな夜に遼路は「俺が求めているのは貴方だ」と伝え、伴侶にならないかと持ち掛ける。少しずつ遼路に惹かれていく自分に葛藤する夜だったが、「嫌じゃなかったらうちに来て何か作れ」と意を決して遼路を家に誘う。部屋に入ると遼路から「初めから抱くつもりでした」と言われ一夜を共にした2人。しかし、身も心も繋がった2人には不穏な影が忍び寄っていた――!

左利きの夜 4巻

宇野夜は津田遼路に誘われ、デートをすることに。二人が好きな映画のリバイバル上映へ行き、お互いの感覚の一致を感じ、楽しく過ごしていた。映画が終わって感想を語り合おうとした刹那、遼路の携帯に事務所から連絡がくる。何やら大変な事が起こったらしく、急いで事務所へ向かう遼路。2人に忍び寄る不穏な影の正体とは――!?

左利きの夜 5巻

映画『左利きの犬』主演降板を噂される遼路のもとへ駆けつけた夜。マスコミからの追求に疲弊している遼路を見て居ても立ってもいられず、とある提案をする。そして後日。この騒動の終止符を打つべく、二人が実行したこととは…?

左利きの夜 6巻

遠い存在だったはずの夜が自分の腕の中にいる幸せを噛みしめる遼路。そんな彼に夜はあるお願いをして―孤独だった二人が導き出した答えとは…!? 見逃せない最終話!