時は大正9年。貧しい農家の8人兄弟の長女・千代子は、弟妹たちの世話をする毎日を送っていた。流行りの自由恋愛に憧れていた千代子だったけれど、好色な権力者・前米田に嫁ぐことに。結婚前の少しの自由を求め、街に出た千代子はミルクホールを営む青年・礼太郎と出会い…。大正浪漫恋物語!!
礼太郎に助けられ、彼のミルクホールで居候することになった千代子。彼との生活は全てが新鮮で初めてのことばかり。諦めていた自由恋愛も、いつか知れたらどんなにか素敵だろうと思いを馳せる。
外出先で雨に降られた千代子を迎えに来てくれた礼太郎。しかしそのせいで風邪をひいてしまう。恩返しをしたい千代子は彼の代わりにミルクホールで働き、看病をする。その中で、礼太郎の複雑な生い立ちを知り…。
礼太郎に抱きしめられてから、ドキドキがとまらない千代子。世間は夏真っ盛り。店の常連のアリスと西園寺に誘われ、4人で夏祭りへ行くことになるが…。
礼太郎に告白され、胸を高鳴らせる千代子。礼太郎に“デイト”に誘われ、2人は楽しい時間を過ごす。食事をしていると、礼太郎の兄と名乗る青年が現れ、礼太郎が1人でミルクホールにいる事情を教えられて…!?
礼太郎が兄・創壱郎にさらわれ、千代子は2人を追いかけて礼太郎の実家へ。立ちはだかる創壱郎に、千代子は土下座し、自分が礼太郎に恋をしているのだと伝える。千代子の想いは届くのか…? 大正浪漫恋物語、完結!!