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この作品は、明るく楽しい漫画ではありません。新井英樹の漫画ですから、気をつけて読んでください。内容はというと、主人公キーチが世の不快なものと闘う話です。正義や平和を求めて闘ったり…、しません。あしからず。
第2巻に主人公キーチはあまり出てきません。痛快なエピソードも特にありません。食肉偽装を告発した男が、国に翻弄される姿があるだけです。でもそれは、いつ誰に起こってもおかしくない物語でもあります。なお、次巻からキーチ全開です。
こんな薄汚れた世界でも、どうにもならないと思える世界でも、自分にも何かできるんじゃないか。そんな希望を持ちたいと思っている人だけにお贈りする第3集。あらすじは「政官財の癒着って、こんなふうになってるんだ。で、キーチどうすんだ!?」です。
世紀の革命児？ 希代の問題児？ 神の寵児か、ただの天の邪鬼か？ キーチは社会にとって何物なのか？ キーチはみんなを変えられるのか、それとも呑み込まれてしまうのか。のちに日本を揺るがすことになる決起前夜のキーチを描いた、愛と復讐のと恩寵の第4集。
革命できるかな!? キーチはとても苦労しています。でも個人の怒りこそが世界を変えることができるはず。今までの友人や仲間を捨ててまで自らの蛮勇に懸けたキーチの思いと初恋を描いた第5集。
キーチたち15名の老若男女は、総理大臣、経団連会長、米軍司令官を拉致監禁するために努力します。一生懸命、準備します。調査します。計画を練ります。予行演習までやっちゃいます。そして「キーチVS」もついに完結……、うそです。もう少し続きます。
キーチvs世界。社会から落ちこぼれた連中が権力エリートに牙をむく!! 金を持っていない人の発言権が、どんどんなくなっていく。金持ちがヒーローで、貧乏人は底意地が悪い？ こんな社会はしんどいよ……。
キーチとともに、シロがクロがアカが殺し屋が波羅蜜多が、涙を堪えながら要人拉致をやり遂げました。みんな頑張りました。どんな困難も創意工夫すれば達成できることを証明しました。次はキーチが頑張る番です。
生きるか死ぬか。なら死ぬ方を選ぼう。得するか損するか。なら損する方を選ぼう。キーチの覚悟に甲斐がうなずく。キーチと甲斐の関係って何だ!? 男の友情？ 愛情？ いや同志？ 座長を加えた三角関係な次巻へ。
キーチは、総理大臣たち各界要人を拉致監禁したことで大悪人となりました。でも、権力者たちが好き放題やりだしたら、国民が抵抗する手段って暴力以外にあるのでしょうか？
生きるか死ぬかの戦いの前は、やっぱりセックスです。キーチは初セックスします。いやぁ、幸せそうで良かった。童貞喪失後も、キーチは信念を持ち続けられるだろうか。衝撃のラスト。でもそこから、あなたの物語が始まるのです。
