矢羽多真(ヤワタマコト)はお湯に浸かると大事なところが膨らむ体質を持っていたが、鍼灸師の処賀(ショガ)の治療の甲斐あり少しずつ膨らみが治ってきた。真は処賀を信頼し尊敬するようになる。鍼灸院の外でも会うようになった二人は次第に距離を縮めていた。真は処賀の不眠症を心配し、自宅の外で使っている部屋へ処賀を誘いゆっくり話を聞いて処賀の不安を取り除き、どうにか眠れるように過ごさせてあげたいと思っていた。真に恋愛感情を抱いていた処賀は真の優しさに触れ、思わず真に想いを告げ、安心して眠りについた。処賀がゲイであると知り息子と関わらせたく無いと思っていた真の父、鋭治(エイジ)は二人が一緒に過ごしているであろうと疑い、翌朝真の部屋に突入したのだった。処賀に酷い言葉を浴びせた鋭治は真にも怒鳴りつける。真は傷付き、塞ぎ込んでしまった。