あらすじ

審査員である汐に不合格と言い渡された飛鳥。『客は誰も「君」を求めてない』と飛鳥の中にある2.5次元舞台に対しての敬意のなさを見抜いた上での理由だった。汐の言葉に自分の未熟さを反省し役者を辞めることを決意するが―!?
2.5次元の星 ~あなたの推しキャラ、俺が演ります!~ 1巻

「さあ、行こう」未知の世界である2.5次元舞台。その舞台への第一歩を踏み出す―。中学時代、野球で挫折し腐っていた主人公の飛鳥はたまたま観た映画のワンシーンに救われ、映画の世界にどっぷりとハマっていく。高校二年の冬、進路を迷う飛鳥は姉からの後押しで俳優オーディションを受けることに。順調に進み、準グランプリになるも現実は想像していた華やかなものではなく五年経った現在、端役ばかりで名前も覚えてもらえない『脇役』となってしまっていた。そんなある日、マネージャーから『2.5次元』の舞台のオーディションを勧められる。印象は良くなかったが、選べる立場ではないと会場に向かったが―。

2.5次元の星 ~あなたの推しキャラ、俺が演ります!~ 2巻

審査員である汐に不合格と言い渡された飛鳥。『客は誰も「君」を求めてない』と飛鳥の中にある2.5次元舞台に対しての敬意のなさを見抜いた上での理由だった。汐の言葉に自分の未熟さを反省し役者を辞めることを決意するが―!?

2.5次元の星 ~あなたの推しキャラ、俺が演ります!~ 3巻

汐が演じる「斑丸」の従者、「豆太郎」の役を得た飛鳥。個性豊かな俳優たちと交流し、何とかやっていけそうと安堵するが、汐が現れた瞬間に稽古場の空気が一変する。いよいよ始まる立ち稽古、それぞれの実力が明かされる―!!

2.5次元の星 ~あなたの推しキャラ、俺が演ります!~ 4巻

自分の役に絶対的な自信を持ち、立ち稽古に挑んだ飛鳥だが、演出家に「捨ててくれ」と一蹴され落ち込む。仲間たちは『2.5次元は解釈違いとの戦い』と言うが…。違和感に苦しむ飛鳥は演出家と汐の討論の場を目撃し―?

2.5次元の星 ~あなたの推しキャラ、俺が演ります!~ 5巻

実際の舞台でのリハーサルでスタッフの支えを実感する飛鳥。プロたちの支える舞台で誰よりも完璧に輝く汐。そのルーツを知りたいと感じた飛鳥は汐に問いかける。「どうして役者になったんだ?」すると汐には隠された過去があり―…?

2.5次元の星 ~あなたの推しキャラ、俺が演ります!~ 6巻

ついに始まる舞台初日、緊張を隠せない飛鳥は「これからお客さんの度肝を抜くんだ、ワクワクするでしょ」と言う汐から勇気をもらう。オープニングを無事に終え、本番の熱量を噛みしめる飛鳥。ところがアクシデントが発生し、ひとりで舞台に立つことに!?

2.5次元の星 ~あなたの推しキャラ、俺が演ります!~ 7巻

公演を重ねるごとにメインキャストと自分の力の差を痛感する飛鳥。近くにいるのに遠く感じる仲間たちだが、彼らにも苦悩の歴史があることを知る。一方で制作陣は大千秋楽へ向けてアンケートを確認する。最重要視される観客の意見、豆太郎への感想は…?

2.5次元の星 ~あなたの推しキャラ、俺が演ります!~ 8巻

大千秋楽を迎えたメンバー達は、それぞれに新たな活動の場へ向かう。次の舞台で準主役を掴んだ飛鳥。チケットが即完売した話題作、しかし理由は人気アイドルによる主演とTVプロデューサーの演出家としての2.5次元界への参入で…?

2.5次元の星 ~あなたの推しキャラ、俺が演ります!~ 9巻

2.5次元を軽んじる演出家への抵抗を決意した飛鳥は、アイドルの三上、スタッフ全体を巻き込み秘密の特訓を開始する。諦めなかった自分たちの心を、少しでも誰かに届けたい―。そう願うが、観客の評価は真っ二つで…!?