あらすじ

中堅広告代理店・櫻華堂から株の売却先に指名される青年実業家・樋口洋介。櫻華堂は創業社長が逝去し、弟・浜田大造に代替わりして以来、業績が下がり続けていた。元社長の伯母・光子とその娘・京子からの依頼だったが、大造はポストを失うことを恐れてそれを阻止しようとする。そんなとき、多額の損金まで発生してしまい……大造はどう動くのか?洋介の決断は?【収録作品】・VOL.42「はるかなる戦い」・VOL.43「針の穴」・VOL.44「虚栄を纏う女」・VOL.45「楽園の野望」
芥子の花 愛蔵版 1

青年・樋口洋介は、学生時代からやり手の野心家だった。女を利用しては成り上がり、とうとう日本有数の実業家の娘・大垣千秋を虜にする。そして、父・幸一郎に自分の会社の出資を承諾させ、独立に成功。実業家の道を歩きはじめる。洋介は内気な岩瀬美和子が気になりはじめるが、洋介のパトロンでもある榎田緋沙子(通称・マダム)に取られてしまい、2人の間で騒動が勃発。洋介の行動が気に食わないマダムは、会社を放火したり、スキャンダルを流したりして、洋介を追い詰めるが……はたして、洋介は無事に会社を守れるのか?【収録作品】・VOL.1「出会い」・VOL.2「野望の階段」・VOL.3「榎田夫人<えのきだふじん>」・VOL.4「スキャンダル」・VOL.5「美しき野獣」・VOL.6「蛇の女」

芥子の花 愛蔵版 2

野心家・樋口洋介は、順調に業績を伸ばし、安定した成功を収めていた。しかし、あるパーティで、黒いウワサのある大藪グループのトップ・大藪富子に目をつけられてしまう……。洋介は気にせず富子と交流を続けるが、気づかぬうちに罠にハマり、やがて服従か破滅かを選ばなくてはいけない事態に!はたして、洋介の運命は……!【収録作品】・VOL.7「おそるべき17歳」・VOL.8「絶体絶命」・VOL.9「白いクリスマス」・VOL.10「マリオネット・A」・VOL.11「蛇の一族」・VOL.12「偽りの代償」

芥子の花 愛蔵版 3

巷の有名人となった青年実業家・樋口洋介。なんと彼のそっくりさんが現れ、ナンパや詐欺をしまくっているという。しかも、関西ヤクザ界のドンの娘・八幡響子と婚約までしてしまい、本物の洋介は火消しに追われることに!1歩間違えれば大阪湾の底、という恐ろしい事態を前に、洋介は対処できるのか?そして、そっくりさんの黒幕とは?【収録作品】・VOL.13「大いなる遺産」・VOL.14「贋作 パート1」・VOL.15「贋作 パート2」・VOL.16「夢の崩壊」・VOL.17「夏の砦」・VOL.18「目には目を」

芥子の花 愛蔵版 4

青年実業家・樋口洋介はビッグプロジェクトとして、西洋式の大型リゾート地の建設事業を立ち上げる。失敗すれば会社が破滅する綱渡りの事業だが、昔の恋人である日本有数の実業家の娘・大垣千秋と旦那の英樹が洋介の前に立ちはだかる。銀行に圧力をかけられ、融資がすべて止められてしまった洋介。おまけに味方だった大垣幸一郎も病で倒れてしまい……洋介はこの困難をどう切り抜けるのか?【収録作品】・VOL.19「汚れなき“少女”」・VOL.20「対決」・VOL.21「築城」・VOL.22「黒い茶室」・VOL.23「華麗なる罠」

芥子の花 愛蔵版 5

成功を収めた青年実業家・樋口洋介のもとには、いろいろな女が寄ってくるように。政治家・藤谷東吾の愛娘・瞳からアプローチを受けた洋介は交際を開始。次第に政治家としての道も開けていく洋介だが、同時期、彼に関する不審なウワサが広まっていた。ウワサの正体とは、洋介の将来とは?【収録作品】・VOL.24「さらば我が友」・VOL.25「野性の淑女」・VOL.26「母子の情」・VOL.27「縁談」・VOL.28「抗争の渦」

芥子の花 愛蔵版 6

成功を続ける青年実業家・樋口洋介を面白く思わない人間は少なくない。一時期恋人関係にあった名家の女・穂波結花もその一人だった。結花は洋介に邪魔をされ、当主の座を腹違いの弟・幸弘に奪われた過去を持っていた。洋介の失脚と当主の座獲得を企む結花は、幸弘との同居を洋介に認めさせる。しかし、同居生活の中で幸弘の命が狙われるようになり……!洋介は幸弘を守れるのか!?【収録作品】・VOL.29「骨肉の争い」・VOL.30「執念の炎」・VOL.31「天使の偶像」・VOL.32「ミセス・メルリーニ」

芥子の花 愛蔵版 7

交通事故により入院することになった青年実業家・樋口洋介。命に別状はなかったが、洋介はなぜか院内の出世争いに巻き込まれることに。次期教授の選出のために、洋介の力を借りようとする助教授たち。いさかいのなかで、洋介の命が狙われる事態まで発生し……!?【収録作品】・VOL.33「雪の古里」・VOL.34「憎しみの外科病棟」・VOL.35「90%の野望」・VOL.36「オーディションの罠」・VOL.37「落日の一族」

芥子の花 愛蔵版 8

青年実業家・樋口洋介は、再び大型プロジェクトの推進を考えていた。銀行から融資を受けるため、副頭取の娘・古久保晶子に接近する洋介。しかし、副頭取は頭取・桑原浩太郎から疎まれており、融資はなかなか進まなかった。そこに、浩太郎の姪・美幸が接近してきて、洋介にチャンスが訪れる。はたして、洋介が選んだ道とは……?【収録作品】・VOL.38「頭取の椅子」・VOL.39「女の園」・VOL.40「萩の庭」・VOL.41「ジゴロの野望」

芥子の花 愛蔵版 9

中堅広告代理店・櫻華堂から株の売却先に指名される青年実業家・樋口洋介。櫻華堂は創業社長が逝去し、弟・浜田大造に代替わりして以来、業績が下がり続けていた。元社長の伯母・光子とその娘・京子からの依頼だったが、大造はポストを失うことを恐れてそれを阻止しようとする。そんなとき、多額の損金まで発生してしまい……大造はどう動くのか?洋介の決断は?【収録作品】・VOL.42「はるかなる戦い」・VOL.43「針の穴」・VOL.44「虚栄を纏う女」・VOL.45「楽園の野望」

芥子の花 愛蔵版 10

青年実業家・樋口洋介は、競合代理店同士の吸収合併問題に直面していた。大手代理店同士の合併が合意されれば、樋口の会社にとってもかなりの脅威となる。そこで、洋介は信用を置く専務・矢島将と妹の五月を代理店社長・松本秀一に接近させる。秀一は優秀な専務である将を引き抜こうとするが、はたして洋介の狙いとは……?【収録作品】・VOL.46「乱世の男」・VOL.47「後継者の資質」・VOL.48「奈落のメニュー」・VOL.49「裸足のプリンセス」

芥子の花 愛蔵版 11

広告代理店・櫻華堂は、青年実業家・樋口洋介の助言により日本有数の広告代理店として復活していた。櫻華堂は女社長が率いるベイシック・アドと化粧品広告を取るためにプレゼン対決することに。お互い、相手会社を出し抜こうと画策が走り、裏切りまで横行するが、はたして結果は……。【収録作品】・VOL.50「揺れる舞い扇」・VOL.51「鉄の女」・VOL.52「夜の女王」・VOL.53「蛇の魔性」

芥子の花 愛蔵版 12

青年実業家・樋口洋介より、来日した日系三世の姉妹・竹田紅と藍をファッションデザイナーとして成功させる仕事を任された秘書・岩瀬美和子。この2人は正反対の性格だが、それゆえに、2人一緒で仕事をした方が力を発揮できるタイプだった。しかし、それを配慮した洋介の言動が気に食わなかった紅は藍と絶交し出て行ってしまう。美和子は2人の仲を取り戻し、ファッションデザイナーとして大成させられるのか?【収録作品】・VOL.54「火と水のデザイナー」・VOL.55「許されざる者」・VOL.56「京の女」・VOL.57「腹心の部下」

芥子の花 愛蔵版 13

青年実業家・樋口洋介は、大手オークション会社のオークショニアをしていた美女・ジャンヌ・石井の依頼により、国内での大規模オークション開催に協力。配下のホテルを貸し出すことに。オークション目玉商品は、人気画家・ボラノワール作「少年」。それは、洋介が愛する絵画「少女」と対をなすものだった!吊り上がる金額のなか、洋介は無事に絵画を落札できるのか……!【収録作品】・VOL.58「永訣」・VOL.59「若きリーダー達」・VOL.60「オークションの魔女」・VOL.61「ファッション界の新星」

芥子の花 愛蔵版 14

数々の成功を収め、日本有数の実業家として呼ばれるようになった樋口洋介。しかし、その過去を知るものはほとんどいなかった。ルポライター・会田淑子は洋介に興味を持ち、過去を探りはじめるが、ある秘密を手に入れたところで何者かに襲われてしまう。洋介の秘密とは、過去を探る淑子に取った行動とは……!【収録作品】・VOL.62「残影」・VOL.63「春の嵐」・VOL.64「愛しき者よ」・VOL.65「赤い棘」

芥子の花 愛蔵版 15

日本有数の実業家・樋口洋介の失脚を企む名家の長女・穂波結花。相変わらず復讐を果たそうとする結花は、今回、大物総会屋・板倉信義を籠絡して、洋介に臨時の株主総会を開かせようとする。しかも、洋介の部下や秘書・岩瀬美和子までも傷つけようとして……。洋介は結花の執念に決着をつけられるのか!樋口洋介の一代ビジネス記、完結!【収録作品】・VOL.66「風薫る五月の朝に」・VOL.67「48時間」・VOL.68「修羅の炎(前編)」・VOL.69「修羅の炎(後編)」【最終話】