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平成7年1月17日、午前5時46分、神戸の地が大きく揺れた。マグネチュード7,2、最大震度7、阪神圏直下型地震が発生した。関東大震災以来の未曾有の大災害、瓦礫の街と化した神戸……、この地に本拠を置く五代目山王会は、飲料水にもこと欠く地域住民の窮状を目のあたりにして、救護活動に立ち上がった。天童忠臣会長自ら陣頭指揮を執り、食料品や日用品などを被災者に配給し、一方では炊き出し班を設けて、食事も提供したのであった。こうした救済活動によって、ゆっくりとではあるが復興に向け動きだしていた頃、京都の洛中連合会と五代目山王会の二次、三次団体の間で数多の発砲事件が起きていた。任侠劇画のレジェンド・村上和彦が現代極道史の真相を抉る!