明美川高校の新任教師・駒井翔子は、ある日、一緒に赴任してきた保健医・逢沢真人に生徒が悩みを相談している様子を目撃する。しかしそこで繰り出されたのは、斜め上にぶっとんだトンデモアドバイスだった!
バカなクラスメイト、うざい先生、いけすかない同僚、そしてなんとなく、周囲より劣ってる気がする自分…。人間関係の悩みが増える初夏。逢沢先生のエキセントリックアドバイスを求め、今日も保健室の扉が叩かれる!
だいぶクセ強めなお悩み解決コメディ、最終巻!読書感想文が書けなかったり、文化祭でモメたり、上司に失言しちゃったり、夏休み明けも保健室にはあるあるなお悩みが溢れかえる。逢沢先生のクセ強めな導きは、今巻も迷える子羊たちの救いとなる(かもしれない)。
めんどくさい思春期の子どもたちには、これくらいめんどくさい性格の先生が相談相手にはちょうどいいのかもしれない。 先生は「ここであーだこーだ言っても、地球全体から見たらちっぽけなことよ」という考えがベースの回答をしているらしい。 マンガの展開には乗せられ、日常では視野が狭くなりがにな自分には分かっちゃいるけど、言われなきゃ分からない点が多々。 先生の回答に、チコちゃん的な衝撃を受ける。 説教くさくてうるさいなーと思う気持ちは、先生の「あ、それ先生が言っちゃう?」という回答で飛んでいき、次の話を読んでしまう不思議スパイラル。 それから、先生が白衣を脱いでイメチェンしたシーンでは、チャラい!よりも、眼の前の生徒を飛び越え「お前らこういうの好きだろう?」と読者向けに言われた気がして、この先生は恐ろしい…と思ってしまった。
誰もが抱えている悩みに対して、その人が思い込んでいる思考の枠ごとズバッと外すようなカウンセリングの仕方が痛快だった。力技のアドバイスというか、世の中とか人間ってそういうものだよねと開き直りに近いスタンスを感じる。悩んでいたこと自体が、そもそも悩む必要のない事だったのだと。相談した方はあまりのトンデモアドバイスをすぐに受け止められなくて「何を言ってるのこの人・・・」と鳩が豆鉄砲を食ったような表情で、文句をいいつつも、いつの間にかスッキリして去っていく流れが読んでいて心地良い。一般的な本では解決しないモヤモヤを抱えてる方は、読めば意外と突破口が開けるかも?
めんどくさい思春期の子どもたちには、これくらいめんどくさい性格の先生が相談相手にはちょうどいいのかもしれない。 先生は「ここであーだこーだ言っても、地球全体から見たらちっぽけなことよ」という考えがベースの回答をしているらしい。 マンガの展開には乗せられ、日常では視野が狭くなりがにな自分には分かっちゃいるけど、言われなきゃ分からない点が多々。 先生の回答に、チコちゃん的な衝撃を受ける。 説教くさくてうるさいなーと思う気持ちは、先生の「あ、それ先生が言っちゃう?」という回答で飛んでいき、次の話を読んでしまう不思議スパイラル。 それから、先生が白衣を脱いでイメチェンしたシーンでは、チャラい!よりも、眼の前の生徒を飛び越え「お前らこういうの好きだろう?」と読者向けに言われた気がして、この先生は恐ろしい…と思ってしまった。