あらすじ恭子は笠埼と二人で画廊でのグループ展に出かける。そこで彼に言われた言葉に、元彼である健一のこと、そして前野のことを想う。一方、大分で過ごす健一は、引っ越しの荷解きを行う中で、恭子との思い出に触れ、自らの下した選択を振り返る…そんなある日飲み会の席で「みなみ」という女性と出会う。健一は彼女の容姿や言動に恭子の面影を重ねていく…
いろいろ思うところありつつも、どこに着地するのか気になってずっと読んでしまっている。 長く付き合った彼氏と別れたOLが奥さんを亡くしたばかりの子持ちの男性と誰にも言えない恋愛をするお話。 話の筋としてはこれだけなんだけど、個展を開きたいという夢や結婚への憧れや元彼や親友とのあれこれ、最近では彼氏の息子の進路や恋愛の話まで広がっている。 これ全部回収するの大変じゃない?と思いながら全部回収されることを夢見て諦めずに読んでいる。回収するより先に新たな話題が生まれるからだんだん面白くなりつつある。 息子もそこそこ大きいんだし彼女できたって言って結婚すればいいのにねえと読者は思うがそれじゃ話がすぐ終わっちゃうもんな。 にしてもどう回収するんだろう。こうなったら最後まで見守るしかない。