あらすじいけちゃんはね、うれしいとふえるの。こまると小さくなるの。あったかいとよくふくらむのよ――。うれしいときもかなしいときも、いつもそばに寄り添ってつぶらな瞳で見守ってくれるふしぎな生きもの、いけちゃん。そんないけちゃんがぼくは大好きで――。少しずつ大人の階段をのぼっていく少年期のやわらかな心とみずみずしい風景。かつてこどもだった大事なあなたに贈る、西原理恵子初の叙情絵本!
色彩豊かで本当に素敵な作品です。 いけちゃんは、子供の頃はいつもそばにいてくれて、ぼくの弱いところを助けてくれたり、頭を噛んで怒ってくれたり、お父さんが亡くなったときは『早く大人にならなきゃならない子どもがいるんだよ。』と言ってくれたり、・・・。 『きみはね、よわむしで つよむしで いじわるで やさしいの それで かっこつけむし』この言葉好き。 大人になるにつれていけちゃんにはなかなかあえなくなってくるけど、成長した証拠。 読む人によって、響くところが、違う作品です。 そして、最後は・・・。