自分に才能があるかどうかは、自分では測れないし、誰も教えてはくれない。かつて陸上部のエースとしてその才能を期待されていた九重ゆうこは、ある放課後に自身の才能に疑問を抱き始める。やがて階段部の部長となるゆうこに訪れた苦悩とは……!?ここが限界かどうかなんて、分からない。だから僕らは足掻いてみる。たとえそれが無様でも、無駄足でも、何も試さずには終われないから――。ビバ青春の無駄足!えんため大賞から生まれた、疾走する青春グラフィティ、漫画版第3巻!!〈巻末には、底本のカバーや表紙などに掲載されていたイラスト、漫画を「電子版オマケ」として特別収録!!〉