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貴族の肩書を捨て、生まれ持った鍛冶スキルと努力により、15歳の若さで宮廷鍛冶師となった少女・リリアナ。だがある日、彼女は慕っていた勇者から「鉄臭い女」と罵られ、いわれのない罪で宮廷から追放されてしまう。愛する人も、仕事も、何もかも失って絶望していたところ、若き剣士・グレイブに拾われて彼の所属するギルド『蒼天の剣』に居候させてもらえることに。『蒼天の剣』はみんな優しく、リリアナは少しずつ癒やされていく。逆に彼女を追放した宮廷は勇者の聖剣の修繕もままならない様子で――。これは一人の少女が“お人好し”の仲間たちとともに、幸せをつかんでいく物語!
徐々に鍛冶師としての誇りを持つことができるようになったリリアナ。ギルドで期間限定の専属鍛冶師として認められた彼女だったが、かつて自分を追放した勇者・アレンに再会する。アレンはリリアナに自分の元に戻ってくるよう促し、愛人として認めてあげようなどと言うが、怒りの炎を燃やしたグレイブに刃を向けられ――!!
リリアナを手に入れようとする魔王・イブリス。リリアナを巡って、グレイブとイブリスの戦いが勃発するかと思いきや、ひょんなことからイブリスはしばらく街に滞在することに。同じ街に住むことで、リリアナは徐々にイブリスの人柄に惹かれるようになり……。そしてイブリスが依頼した魔剣の制作も佳境に入った頃、なんとイブリスの部下たちの裏切りが発覚――!?
魔族たちに囲まれ絶体絶命のピンチだったイブリスとグレイブだが、『蒼天の剣』のメンバーが駆け付けてくれたおかげでなんとか難を逃れる。リリアナが作製していた魔剣も完成し、剣は力を発揮する。リリアナが魔剣に施した特殊能力とは――。そして反魔王軍との戦いを経て、気持ちを新たにしたリリアナは「鍛冶師として自分のお店を持つ」という夢に向かってグレイブと共に動き出す。だがリリアナの提案はギルド集会に受け入れられず――!?
連続斬り裂き魔事件にかかわっていると噂されたリリアナ。事件解決の鍵を妖刀が握っていることを突き止めたリリアナたちは妖刀と被害者の“つながり”を絶つ剣を作るため、魔界へ行くことを決める。魔界に行く手がかりのためリリアナが接触したのは彼女にトラウマを植え付けた勇者・アレンで!?
