あらすじ

酒量がかさむ中年男・神崎惇。経済雑誌の編集にたずさわり、部下からの信頼は篤い。だが最近は、社内の権力争いや娘の受験など、頭の痛いことばかり。自分の力だけではどうすることもできないそれらは、神崎をじわじわと苦しめる。ある日ついに辞令が下り、彼は廃刊寸前の『コミックG』編集部へと左遷されてしまった。一方、妻の玲子はレストランで働き始め、オーナーシェフから熱い視線を浴びることに。家族の絆は、この先も保たれるのか……? 複雑に絡み合う人間関係を描く、大人のための静かに流れるラブストーリー、第1巻(全2巻)。
オリオンの腕に抱かれて1巻

酒量がかさむ中年男・神崎惇。経済雑誌の編集にたずさわり、部下からの信頼は篤い。だが最近は、社内の権力争いや娘の受験など、頭の痛いことばかり。自分の力だけではどうすることもできないそれらは、神崎をじわじわと苦しめる。ある日ついに辞令が下り、彼は廃刊寸前の『コミックG』編集部へと左遷されてしまった。一方、妻の玲子はレストランで働き始め、オーナーシェフから熱い視線を浴びることに。家族の絆は、この先も保たれるのか……? 複雑に絡み合う人間関係を描く、大人のための静かに流れるラブストーリー、第1巻(全2巻)。

オリオンの腕に抱かれて2巻

同じ家の中に暮らしていても、心は別々の相手を求めはじめた神崎夫婦。夫の惇はかつての部下・沙世に心を魅かれ、妻の玲子はパート先で情熱的なシェフと恋に落ちた。妻との距離を測りかねながらも、惇は目の前の仕事に精を出す。若い才能を発掘し、徐々に雑誌編集部は盛り上がってゆくが、神崎家には決断の時が迫っていた……。葛藤を抱えつつ天空を見上げたとき、惇の眼に映るものは何か? 心の機微を丹念に描く、大人のための静かに流れるラブストーリー、第2巻(全2巻)。