あらすじ

テニスの面白さと奥深さに目覚めた尾藤兄弟。弟の真はライバルの了が通う駿矢テニススクールへの入会をたくらむ。入会の条件として出されたのは、背の高い実力派プレーヤー、金井君と試合して勝つこと。激しい試合の中で真は見る見るうちに成長を遂げ、楽しみながら見事に初勝利をつかんでみせた。いっぽう、兄の修一には怪しい風体の男が近づき、つきっきりでコーチをはじめる。違う場所で教えを受け、トレーニングを積む兄弟の間には、いつのまにか小さな溝が……。弟の真はスクールで「ビシ」の綽名をつけてもらって喜ぶが、その名は修一にとっても思い入れのあるものだったのだ。やがて迎えた東京都クラブ対抗テニス大会、尾藤兄弟は「ビシ」の称号をかけて争うことに。真の明るく楽しむフリースタイルプレイと、修一の勝ちにこだわるパワープレイ、決戦のときは近づく! エネルギッシュなテニス漫画、第2セットがはじまります! 全3巻。
はるかなビシ1巻

兄の修一、弟の真。尾藤兄弟は体を動かすことが大好きな、スーパー元気印のふたり。貧乏だし、道具も設備もないけれど、思う存分やってみたいスポーツは、テニス。兄の修一お手製のテニスラケットを持って、朝から空き地へ全力ダッシュ。これから、兄弟テニス対決だ! しかし開始早々、車道に転がったボールが通りがかりの高級外車にひかれてしまう。謝りながら降りてきた少年は、テニスウェアを身にまとっていた。彼こそが、この瞬間から尾藤兄弟の宿命のライバルとなった駿矢了。テニス勝負を申し込んだ修一は、豊富な技に圧倒されながらも、なんとか一矢報いてみせた。それだけではなく、修一は身震いするような感動をおぼえていた。無心でラケットを振るい、ジャストミートしたときの気持ちの良い感触、「ビシ」!! はるかな夢を追いかけて、尾藤兄弟の挑戦が始まった……。みやたけし先生の熱血あふれる少年スポ根コミック、試合開始です! 全3巻。

はるかなビシ2巻

テニスの面白さと奥深さに目覚めた尾藤兄弟。弟の真はライバルの了が通う駿矢テニススクールへの入会をたくらむ。入会の条件として出されたのは、背の高い実力派プレーヤー、金井君と試合して勝つこと。激しい試合の中で真は見る見るうちに成長を遂げ、楽しみながら見事に初勝利をつかんでみせた。いっぽう、兄の修一には怪しい風体の男が近づき、つきっきりでコーチをはじめる。違う場所で教えを受け、トレーニングを積む兄弟の間には、いつのまにか小さな溝が……。弟の真はスクールで「ビシ」の綽名をつけてもらって喜ぶが、その名は修一にとっても思い入れのあるものだったのだ。やがて迎えた東京都クラブ対抗テニス大会、尾藤兄弟は「ビシ」の称号をかけて争うことに。真の明るく楽しむフリースタイルプレイと、修一の勝ちにこだわるパワープレイ、決戦のときは近づく! エネルギッシュなテニス漫画、第2セットがはじまります! 全3巻。

はるかなビシ3巻

テニスラケットが風を切り裂き、気持ちよくボールをとらえる音、「ビシ」。尾藤修一と真の熱血兄弟は、この音に吸い寄せられるようにしてテニスに没頭してきた。はじまりはデコボコの空き地で、ネットの代わりには土管、ルールもテクニックもよく知らなかったけれど、体からあふれるくらいワクワクしていた……。練習を積んで参加した都内テニスクラブ対抗トーナメントで、修一と真は試合を重ねてレベルアップ。兄弟での決勝戦も夢ではないところまで勝ちあがってきた。だが、真の右ひじに違和感が! それは腕に強い負担をかけ続けることで起きるスポーツ障害、「テニス肘」だった。準決勝と決勝はひとまず延期され、会場は修一の訴えによって懐かしい空き地に決まった。さあ、舞台はととのった。決勝戦の前に天才プレーヤー・駿矢了と巨大ラケット使い・小川渉が立ち塞がる! 一球入魂テニスコミック、感動のファイナル・セットです。全3巻。