あらすじ「月の本゜」今から320年前、元禄時代の栄華を享受していた江戸の町で庶民を震撼させる大事件が起こった。後の世に語り継がれる「忠臣蔵・赤穂事件」である。映画、演劇、歌舞伎、書物などで脚色を繰り返してきたが、その真実は日本人のDNAに深く根ざした「生き様」を原動力とした行動だったのだ。時代の空気と様々な立場の人物が生み出した理不尽―― <大石内蔵助><徳川綱吉><生類憐みの令><義士銘々伝><田村右京太夫>をキーワードに、『忠臣蔵』の真相を解き明かしていく第二弾。