あらすじ

「『裏工程表』がないぞ!」機密漏洩の疑いをかけられて―またもや窮地に追い込まれる一心。「いっそのこと、日本へ帰っては」と思い悩む中国の養父・陸徳志。一心の決断は? 感動の最終巻。
マンガ大地の子 1

戦争で引きさかれた父と子。不朽の傑作をコミカライズ1966年、中国では文化大革命の嵐が吹き荒れる。日本人であるが故に内モンゴルの労働改造所へ送られた陸一心の運命は?

マンガ大地の子 2

戦争で引きさかれた父と子。不朽の傑作をコミカライズ国交正常化から50年。日中関係を知るのに最良のコミック中国の養父の恩愛で救われた一心は、日中共同の製鉄所建設に加わった。日本側の事務所長・松本は、かつて満蒙開拓団にいたのだがー。

マンガ大地の子 3

日中合作の「上海宝華製鉄」建設プロジェクトが始まった。(私だけは日本人に騙されないようにしなくては)談判で、最新鋭の技術の導入を要求する陸一心。「日本の誠意をご理解いただけないのですか?」――中国語で応じる東洋製鉄上海事務所長・松本耕次。激務の合間に松本は、子供たちの消息を求めて戦争孤児探しの訪中団に加わっていた……戦争の悲劇を今に問う、不朽の名作をコミカライズ。物語の背景がわかる解説つき。

マンガ大地の子 4

「宝華製鉄は夏国峰に引かせるためのトランプのババなのだ」日中合作プロジェクトをめぐり、党中央の権力闘争は過熱。東京の東洋製鉄本社に、建設工事は中止との電報がもたらされる。一方、陸一心はついに妹の消息をつきとめる。36年ぶりにめぐりあった妹は張玉花と名のり、過労の果てに病の床にあった。同じころ、松本耕次も、長年探しつづけた娘のもとへ急いでいた……。戦争の悲劇を今に問う、不朽の名作をコミカライズ。物語の背景がわかる解説つき。

マンガ大地の子 5

「『裏工程表』がないぞ!」機密漏洩の疑いをかけられて―またもや窮地に追い込まれる一心。「いっそのこと、日本へ帰っては」と思い悩む中国の養父・陸徳志。一心の決断は? 感動の最終巻。